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妊娠中期になったら、準備しておこう “産後6週間”がポイント産褥期の過ごし方

妊娠中期になったら、準備しておこう

“産後6週間”がポイント産褥期の過ごし方

妊娠中に産後の生活はイメージしにくいもの。でも、産後すぐに無理をすると、ママの体だけでなく、精神状態にも影響がでることがあるようです。妊娠中にしておくべきことは何か。産後の心と体に詳しい京都橘大学の遠藤俊子先生に伺いました。

遠藤 俊子先生
京都橘大学看護学部教授。 看護師・助産師を経て、現在は保健師、助産師、看護職になる学生の教育と妊娠・出産・子育てに関する研究を行う。妊娠・出産・産後の体と心の健康相談や講座も。

産後6週間、特に退院後1週間はとにかく休む

産褥期とは、産後、体が妊娠前の状態に戻るまでの期間のこと。産後6週間が目安です。今は、退院後すぐに普段通り暮らす産褥スタイルが増えていますが、妊娠出産を経た体は想像以上にダメージを受けています。
 
子宮や膣だけでなく、妊娠中に体のバランスが変わったことで骨盤底筋など普段使わない筋肉が疲労しており、それを回復させるためにも安静期間が必要なのです。産後1カ月は、なるべく横になること。疲れたと感じていなくても体と心をリラックスさせることが大切です。
 
「退院後すぐ家事をやっても平気だった」と話す先輩ママもいますが、産褥期の無理が体に出るのは更年期以降になってからです。体にすぐに影響がでない場合もありますが、産後すぐはメンタル面の方が心配です。産褥期に無理をすると、イライラしたり、子どもが可愛いと思えなくなる可能性もあります。産後2、3カ月経っても疲れが取れず子育てが楽しめないということも少なくありません。

産褥期の過ごし方の目安

自転車や車の運転は、産後3週間ぐらいからが目安です。会陰の傷が痛い時や、睡眠不足の時は乗らないようにしましょう。以下はあくまでも一例です。体調を考えながら少しずつがポイント。

 

退院~1週間
布団は敷きっぱなし、日中もパジャマで過ごす。自分のことと赤ちゃんのこと以外はしない。

 

産後2週間~3週間 
家の中のことは無理をせず、誰かに手伝ってもらう。寝られるときは横になって。産後のサポートは最低産後3週間が目安。

 

産後3週間~4週間   
家事を徐々に開始(料理や洗濯、掃除など)。長時間の立ちっぱなしは避ける。週に数回近所への買い物、散歩などはOK。

 

産後1カ月後  
1カ月健診で母子ともに健康ならば、通常通りの生活に戻していく。赤ちゃんにとって必要な外出(健診・受診など)や、どうしても預ける人がいない場合は、短時間なら一緒に外出も可能。

 

産後6週間    
妊娠前と同じ生活が可能。ただし、体調を優先して。心の落ち込みが2週間程度続くようなら、産婦人科や市町村の保健師に相談を。

妊娠中に産後のサポート体制をイメージして整えておこう

産後3週間頃から徐々に家事を再開しましょう。出産前に、食事の支度、買い物、掃除、洗濯、上の子の送迎など「自分は誰に何を手伝ってもらいたいか」をリストアップしておくといいですね。パパは入院中に休みを取るより、退院後に定時帰宅できるように工夫しましょう。今は公的サービスも増えています。妊娠中に、市町村のサービスを確認したり、保健所などで相談しておきましょう。
 
最近は入院の日数が短くなっています。赤ちゃんのケアや母乳など心配なことは入院中に助産師に相談しましょう。不安があればすぐ聞けるよう、相談先を確認しておきましょう。

 

調べておきたい産後のサポートの例

市町村によっては、産後のデイケアやショートステイ先を紹介してもらえたり、費用を一部負担もしくは援助してもらえるシステムがあります。市町村のホームページをチェックしたり、市町村の保健師などに相談しましょう。出産前の登録が可能なものもあります。

 

産後ヘルパー産褥、産後シッター、ベビーシッター家事代行ネットスーパー食材配達ファミリーサポートセンター保育所の一時預かり・短時間保育産後ケアハウス(デイケア、産褥入院など)

産後Q&A

 

低体重児などでママが先に退院した場合の注意点は?
   
退院後赤ちゃんに会いに行く時は、産後1カ月までは車や自転車の運転は避けましょう。直接授乳できるといいですが、難しければ冷凍母乳の方法など確認しましょう。もちろん粉ミルクを利用する方法も。帰宅後はしっかり自分の体を休めましょう。

 

二人目以降の産褥期に気を付けることは?

一人目の時に大丈夫だったからと言って、無理をしないこと。生後1カ月まで赤ちゃん連れの外出は控え、上の子の送迎は誰かに代わってもらうか、その時間赤ちゃんを見てくれる人を見つけておきましょう。ファミリーサポートなどは、上の子の送迎だけお願いすることもできます。自治体に相談してみましょう。

 

イラスト/サカモトアキコ 取材・文/さわらぎ寛子

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