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いつでもどこでも、おててで遊べる わらべうたを親子で楽しもう!

いつでもどこでも、おててで遊べる

わらべうたを親子で楽しもう!

赤ちゃんがご機嫌斜めのとき、公共の場で順番を待つ時など、わらべうたや手遊びで落ちつかせることができます。ママやパパも一緒に遊んでみましょう。長年、わらべうた音楽教室やおはなし会を開いている石川道子さんに、簡単で楽しいわらべうたを教えていただきました。

石川道子さん
幼稚園勤務の後、わらべうた音楽教室を開講。20 数年に渡り、幼稚園・小学校、児童館や図書館などでおはなし会を開き、読み聞かせやわらべうたの普及に努めている。『あがりめさがりめ』『いっしょにうたって』(いずれもこぐま社刊)など、わらべうたの絵本の編集に協力。

「どっちん かっちん」 

アドバイスメロディがなくリズミカルな節回しが楽しいうた。膝上に座らせた子どもの両脇を支え、テンポよく体を上下させてます。「おやおや---」で膝を徐々にあげて、「ざぶーん」でストンと下ろしたり高く持ち上げると大喜びします。「どっちん かっちん かじやのこ はだかでとびだす ふろやのこ おやおや おやおや おやおや ざぶ~ん」

 

聞き耳を立てさせるわらべうたのマジック

わらべうたは何百年も前から、人から人へ歌い継がれてきたもの。親子や子ども同士で、手をつないだり肌を触れ合う遊びとして、日常の中に自然と溶け込み親しまれてきました。 
 
『マジック&ミュージック』と言われるわらべうた。赤ちゃんがぐずった時、おむつ替えで動いて取り替えにくい時などに、歌いながら体を揺らしたりトントン背中を叩くと、魔法にかかったようにスーッと落ち着いてくれることがあります。

同じ言葉でも、メロディに乗せて歌うように語りかけると、こちらに意識を向けて聞き耳を立ててくれます。つまり「言葉を聞く耳を作る(聞く準備をさせる)」というのが、わらべうたの不思議な力です。
 
ママやパパの声で聞くわらべうたは、赤ちゃんの脳の発達やコミュニケーション能力の形成にもプラスになると言われます。それは「楽しい、嬉しい」という感情が、自然と湧き上がるからこそ。目を見つめあい、肌をふれあう交流を通して、赤ちゃんに温もりと愛情という“心の栄養”を与えることができます。

「たけのこめーだした」 

アドバイス親子でじゃんけん遊びをする時に、このわらべうたを楽しんでみてください。最初にやって見せて、「『えっさっさ~』でじゃんけんね」と教えてあげましょう。

 

 


「たけのこめーだした」
[動き]両手を合わせて上下させる。


「はなさきゃひーらいた」
[動き]手を左右に広げて上下させる。


「はさみでちょんぎるぞ」
[動き]手をチョキにして上下させる。


「えっさ えっさ えっさっ」
[動き]手をグーにして前後にふる。

 


「さー」
[動き]じゃんけんをする。


「勝った~!」
「負けちゃった」

撮影/福田依子 取材・文/中野洋子

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