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気になるキーワードから、今どき育児を考えてみよう 育児をとりまく環境は、どう変化している?

気になるキーワードから、今どき育児を考えてみよう

育児をとりまく環境は、どう変化している?

 

子連れでおけいこプッペンプッペ
http://ameblo.jp/piyopiyo0430

 

ママ向け子連れお稽古

イキイキママの時間がイキイキ子育てにつながる

子どものための習い事はたくさんありますが、ママ向けお稽古となると子どもの面倒をみてくれる人がいないと通えないというのがお稽古事情の現実。それが近年、子ども連れでも通えるお稽古が全国的にも徐々に増えている傾向があります。
 
「子育て環境はこの10年で大きく変わってきています。以前は駅にエレベーターなどもなくてベビーカーでの移動も一苦労でした。お稽古も、何かやりたいな~と思っても子連れでは何もできなかったんです。それで、子ども連れでも参加できるお教室を作りたいと思ってはじめたのが“プッペンプッペ”でした」とは代表の杉山めぐみさん。現在は、東京・世田谷、杉並、三鷹エリアでヨガ、フラダンス、フラメンコ、スクラップブッキング、ゴスペルなどのお教室を展開しています。

育児に明け暮れて自分の時間がもてないママライフでは、ストレスがたまり、そのイライラを子どもにぶつけてしまうという悪循環におちいることも。「週に数時間でも自分のやりたいことができるだけで、ママたちがハツラツとするもの。地域に参加できる場所があると、ママ同士の輪も広がって、互いに育児の悩みを相談したり助け合うなどの交流も生まれます」。

 

杉山さんは、習い事を楽しみたい!というママたちを応援するのはもちろんのこと、産後、それまでの仕事をやめて新しい自分の生き方として教室を開きたい、起業をしたい、というママたちへのアドバイスもしているそう。

「本当に手がかかるのはほんの数年。だからこそ、自分が子どもとどう関わり合いたいのかをじっくり考えてもらいたい。メディアでは保育園を利用したがるキャリアママが注目されがちですが、3歳未満の手がかかる時期はなるべく子どもと過ごしたいと考えるママだってたくさんいるはずです。そんなママたちにとってイキイキできる場所に
なったら」と考えているそうです。

クリスマスなどではイベントが企画されることも

 

ファミリーも入居している
「ATELIER379」
(名古屋市西区)

ひつじ不動産
http://www.hituji.jp/

 

ファミリー向けシェアハウス

お互いさまといえる新しい共同スタイル

生活コストの約1/3をしめる家賃。その負担を軽くし、リビングなどを共有することでゆとりのある空間で生活をしたいとのニーズから人気が高まっているシェアハウス。もともとは単身者向けのものがほとんどでしたが、近年、ファミリー向けシェアハウスが登場しています。
 
シェアハウス総合メディア「ひつじ不動産」を運営する(株)ひつじインキュベーション・スクエアの代表北川大祐さんは、「単身時代にシェアハウスで暮らした人たちから、結婚後もシェアハウスでという需要があり、2014年からファミリー向けシェアハウスを扱うようになった」そうです。
 
「子育ての場としてのファクターをどう形にしていくか、さまざまな課題があります。運営している事業者の中には、ほかの入居者の子どもを叱っていいのかを規約に盛り込むか否かなど、物件、環境にあわせて子育ての場として試行錯誤しながら取り組んでいるところもあります」。ルールを守らなければシェアメイトに迷惑をかけてしまうという点では、単身でもファミリーでもあまり変わりません。「一般的なアパート暮らしでは子どもがうるさいから近所迷惑になる、と息を潜めて暮らす人もいますが、ファミリー向けシェアハウスの場合、お互いさま、といえる物件に出会えることもメリットです」。その物件にあったルールを形にすることができれば、トラブルになることもあまりないそうです。人気の物件には、畑付きのものがあったり、イベントを開催していたり。子ども同士が一緒に遊べる場をいかに作るかにも配慮されています。
 
空間的ゆとりがあり顔見知りの中で暮らせるシェアハウス。シングルペアレントの利用者もいるとのこと。新しい住まい方のひとつとして注目です。

取材・文/山田治奈

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