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しっかり噛んで食べる習慣をつけよう!歯のお手入れと「噛む力」

しっかり噛んで食べる習慣をつけよう!

歯のお手入れと「噛む力」

子どもの歯の健康管理はとても大切です。日々のお手入れのポイントに加え、最近低下してきているといわれている子どもの「噛む力」の大切さや「噛む力」を育てるコツについて、歯科医の齋藤秋人先生に伺いました。

齋藤秋人先生
斉藤歯科医院(東京都江東区)院長。1996年に開業以来、地域のホームドクターとして小児歯科、矯正歯科を始め幅広く診療を行っている。 http://www.saitodental.com/

乳歯時代に虫歯になった子は永久歯でも虫歯になりやすい

1本、そしてまた1本と生えてくる真っ白い子どもの歯、虫歯にしたくありませんよね。個人差がありますが、乳歯は生後6カ月頃から下の前歯から生え始め、2歳半くらいで20本すべての歯が生えそろってきます。

「乳歯の時に虫歯になっても、永久歯に生え変わるから」と思う方もいるようですが、「乳歯の時に虫歯になった子は永久歯になっても虫歯になりやすい」という研究結果があります。歯のケアは、乳児期からしっかり行うことが大切です。

虫歯の原因の大きな理由のひとつは食生活。虫歯になりやすいアメやチョコなど甘い物は、なるべく食べさせない、与える時期を少しでも後ろ倒しにするのがいちばん。そして、食べさせる場合は“量”だけでなく“時間や回数”に注意しましょう。おやつはぐずるたびに与えたりせず、1日に1回、時間を決めましょう。食べた後に水や麦茶などを飲んだり、うがいをさせるだけでも、虫歯予防につながります。

 

虫歯になりやすい箇所を重点的に仕上げ磨き

歯みがきを嫌がる子もいますが、仕上げ磨きは「ゆっくりやさしく」がポイント。ママが一生懸命に力を入れて磨きすぎると歯茎を傷つけてしまい、それを痛がって歯磨きが嫌いになる子もいます。楽しい雰囲気で、ポイントを押さえて磨きましょう。
 
虫歯になりやすい箇所は、歯ブラシが届きにくい、磨きづらい奥歯の噛み合わせ部分や、歯と歯の間など。虫歯の発生を防ぐ効果があるフッ素入りの歯磨き粉で重点的に磨き、フッ素が口の中に少し残るよう、歯磨き後のうがいは軽くてOK です。
 
2歳前後は「感染の窓」とよばれ、ママやパパのキスやスプーンの共有などから大人の虫歯菌が移る可能性があります。子どもを虫歯にさせないためには、まずママやパパがしっかり歯磨きすることが大切です。

 

ゆったりした雰囲気での食事も、「噛む力」を育てる

最近は、やわらかい食べ物を口にする機会が多い食生活の影響などから、子どもの「噛む力」が低下してきているといわれています。よく噛むことは、あごの動きが脳を刺激して脳の働きを活発にします。だ液が良く出て消化吸収がよくなり、あごの骨や噛む事に関連する筋肉に作用してきれいな歯並びのためのスペースができるなど、さまざまな効用があります。
 
子どもの成長に合わせて、歯がある程度生えそろってきたら、ごぼうやれんこんなど根菜類を食べさせるなど素材なども工夫し、しっかり噛む時間が長くなるよう食材も意識しましょう。
 
「早く食べなさい」と急いで食べさせると、子どもは慌てて食べ物を飲み込んでしまい、「噛む力」は育ちません。食事の時間をきちんと取って、ゆったりとした雰囲気の中で落ち着いて食事をする環境を整えることも、しっかり噛んで味わって食べることにつながります。日ごろの食生活や食習慣を見直し、親子で健康な歯をめざしましょう。

虫歯になりやすい場所はココ!

磨き残しのないように、念入りに磨きましょう。

 

おやつにおすすめ!

しっかり噛んで食べられるようなものも、時にはおやつとして与えましょう。

 

野菜スティック、
クラッカー、
ふかし芋や干し芋、
りんごなど

イラスト/犬塚円香 取材・文/長島ともこ

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