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冬の感染症と予防策

冬の感染症と予防策

冬になるとさまざまな感染症が心配です。
気を付けたい感染症と、親子でできる予防策について、小児科医の川上一恵先生に伺いました。

インフルエンザ・ノロウイルス・ロタウイルス

川上一恵先生
かずえキッズクリニック院長。医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。新生児から100歳のお年寄りまで、誰もが安心してかかれるホームドクター。子どもの病気、育児全般の心配、パパやママ自身の健康など、幅広く相談に応じている。

寒いと感染症にかかりやすくなる

冬に感染症が流行るのは、寒さによって体が冷えると免疫力が落ちること、窓をしめきった部屋で過ごす時間が長いことによります。また、インフルエンザやノロウィルスなどは空気の乾燥や低温にも強いことも流行の一因です。
 
冬の感染症で特に心配なのは、インフルエンザと、ロタウイルス、ノロウイルスです。インフルエンザは、流行が始まる前の12月までにはワクチン接種を心がけましょう。子どもだけワクチン接種を受けさせるのではなく、家族みんなで接種することが重要です。
 
ロタウイルスとノロウイルスは、おう吐・下痢性の病気です。おう吐物は、ペーパータオルや古布などで拭き取り、袋の口を縛って捨てましょう。ゴミの袋もできるだけ家の中に置かず、ベランダなど戸外に出しておきましょう。
 
汚れた寝具などは、熱湯や塩素系漂白剤などでしっかり消毒しましょう。おう吐物やウンチの処理を行ったあとには、きちんと手を洗いましょう。手洗いタオルの共用も避けましょう。
 
ロタウイルスも、ワクチンで防げる病気です。ワクチンを接種していれば、病気にかかっても軽くすみますから、接種できる月齢になっていれば、できるだけ受けましょう。ワクチン費用の助成金が出ている自治体もあるので、確認してみましょう。

 

 

感染症予防は、手洗い、うがい、人混みを避ける

最近では、感染症の季節性がなくなってきています。手足口病は夏に多い病気ですが、寒い季節でも見られるようになってきました。RSウイルスも、秋から晩秋に流行る感染症ですが、それ以外の季節にも見られます。
 
感染症予防の基本は手洗い、うがい、換気と人混みにでないということです。特にインフルエンザはノドについた後、20分程度で感染が成立するといわれています。帰宅後はすみやかに手洗いとうがいをしっかりおこないましょう。

寒い季節は、公園より児童館や友だちの家など、子どもを屋内で遊ばせることが多くなりますが、公園など屋外スペースの方が、感染症の心配は少なくなり
ます。体力アップにもなりますから、可能なら外遊びも心がけましょう。バランスよく食事をとり、規則正しく生活して、基本的な体力を落とさないことも大切です。

幼稚園や保育園に行っている子どもの場合は、体調が悪いときには、無理をさせず休ませることが、子どもにとっても、感染を防ぐためにも重要です。早めにかかりつけ医に受診しましょう。

感染症予防のために、親子で毎日、心がけよう!

イラスト◎手洗い
外出先から帰ったら、手洗いをしっかり。石けんをつけて、指の間や、手首まで洗う。

イラスト◎換気
空気清浄機能がないエアコンなら、定期的な換気を心がけ、外の空気と入れ替える。

イラスト◎うがい
外でマスクをするのもいいですが、マスクを過信せず、帰宅後に、うがいをしっかり行う。

イラスト◎人混みへの外出を避ける
感染症が心配な季節は、用事がない場合は、赤ちゃんを連れて人混みに出かけるのは避ける。

※この記事は2013年に取材、掲載されたものです。 
予防接種・ワクチンに関する最新の情報は http://www.know-vpd.jp/ でご確認ください。 

 

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イラスト/犬塚円香 取材・文/高祖常子

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