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子どもの心の育ちを知っておこう

成長に伴って新たな一面が表れる

子どもの心の育ちを知っておこう

「この時期にこんな様子が表れる」 ~子どもの心の育ちと対応ポイント~

「この時期にこんな様子が表れる」
~子どもの心の育ちと対応ポイント~

成長段階でさまざまな変化が表れてくるもの。あらかじめ知っておくと、戸惑うことが少ないでしょう。(時期はあくまでも目安で、個人差があります)

 

  0歳  

イラスト泣きむし期

あらゆる要求を満たすため、赤ちゃんは泣くのが仕事。ママは眠れず気が休まらず大変な一方、関わるほどに愛情が深まる時期。次第にお世話に慣れて余裕が持てるようになり、赤ちゃんも1日のリズムができて落ち着くはず。家族のサポートを得ながら、上手に乗り切りましょう。

人見知り期

見慣れない人に表情を強ばらせたり、ママ以外の人が抱くと泣いてしまうことも。「ママのお友達よ」などと教え、笑顔で相手と接していると、子どもは安心して慣れてくるもの。無理に抱かせたりせず、様子を見ながら相手との距離を縮めるようにしましょう。ほとんど人見知りをしないからといって、親子の絆ができていないわけではないのでご心配なく。

  1歳  

べったり甘え期

あまり甘えない子、ママべったりの子、甘え方の違いはその子の気質によるもの。つねにべったりだと、かわいい反面、うんざりする時もあるかも知れませんが、ちゃんと甘えさせてあげることが大事。その瞬間、ママの抱っこや温もりで安心したいのです。その都度ニーズを満たしてあげることで、親子の信頼が深まり、子どもの情緒も安定していきます。

イラストこれなあに期

何でも指差して「これなあに?」と尋ねるようになるのは、すべての物に名前があると認知し、外の世界へ興味が広がってきたから。問いに答えて名称を教えてあげると、どんどん吸収して、ボキャブラリーが増えていきます。

 

  2歳  
いやいや期しつけが始まると、親子関係も新たな段階。「○○しよう」に「いや!」と抵抗することも。本来子どもは大好きなママにほめられるのが嬉しくて、いろんなことにトライしていくもの。「さすがおにいちゃん(おねえちゃん)」「もう2歳だもん、すごいね」と自尊心に働きかけてほめましょう。「できて当然」とほめなくなると、赤ちゃん返りしてしまうこともあるので要注意。

イラスト自分でやりたがり期

自立心が芽生え、何でも自分でやろうとする時期。先のことがわからないと、子どもの行動ははかどらないもの。出かける時は、お砂場セットやボールなど、遊ぶものを見せて、「お着替えしたら、公園に行こうね」と声かけを。時間の余裕をみて準備を始めると、ママもイライラしないですみます。

  3歳  

イラスト取り合いっこ期

まだまだ「自分が中心」で行動するため、他の子どもとおもちゃの取り合いになるのは当然。「○○ちゃんも遊びたいのよ。順番ね」「どうぞができるかな」と教え、何度もやりとりを練習していくのは大事。ママ同士で「お互い様」を了承しておくと、トラブル回避になります。

知りたがり期

思考力や想像力が発達し、おしゃべりも巧みになる頃。「なぜお空は青いの?」「お日様はどこから来るの?」といった質問をしてきます。知的好奇心のスイッチが入っている時なので、問いに答えてあげると、さらなる興味を引き出せるはず。答えにつまった時は、「○○ちゃんはどう思う?」と切り返しを。思いもよらぬ返事が返ってきて、ママも会話が楽しくなるでしょう。

  4歳  

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イラスト/サカモトアキコ 取材・文/中野洋子

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