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あのママに逢いたい…… 高野優さん

あのママに逢いたい……
高野優さん

わが子との体験をおもしろおかしく、あったかくつづったエッセイマンガのファンも多いはず。飾らない言葉で、子育てを語り、描く、3人の女の子のママです。

 

高野優さん
デザイン事務所を経てフリーのイラストレーターに。結婚を機に育児マンガ家に。NHK教育テレビ「となりの子育て」などの司会を務め、現在はマンガを描きながら話をするという独自のスタイルで講演会も行う。3女の母。
http://www.k4.dion.ne.jp/~alamode/

仕事が忙しくて徹夜になっても、子どもの寝顔を見ると、がんばろうと思う。
「ママ大好き」という手紙をくれたり、絵を描いてくれることも。
大きくなると憎たらしいところも増えるけど、でもやっぱりかわいいムスメたち。

 

赤ちゃんは苦手だったから 逆に、何もかも新鮮だった

もともと子どもが好きということもなく、どちらかというと苦手。赤ちゃんを産むまで、ほかの赤ちゃんを抱っこした経験もなかったほど。その部分でいうとマイナスからのスタートだったと思います。でも、知らないことを知ったり、発見するのが好きというのが、根っからの性格。子どもも子育てもよくわからなかったから、出産後は驚きと発見の連続で、すべてが新鮮でした。

 

最初は、「どうして寝てくれないんだろう」「食べてくれないんだろう」と悩みもいっぱいありました。でも助産師さんが「寝てくれないんじゃなくて、寝ないだけ。食べてくれないんじゃなくて、食べないだけ。親を主観に考えるから、つらくなる。大人だって、眠れないとき、食べたくないときがあるでしょ。子どもだって同じ」と。その言葉で、心のモヤが晴れました。

 

 

次女を療育センターに通わせることになって

長女の子育ては、ただおもしろくって。眠かったら寝ればいいのに泣くし、おなかがすいても泣く……。体も大きくて丈夫だったので、安心して子育てしていました。

でも、次女を1歳児健診に連れて行ったときのこと。ほかの子はみんな歩いているのに歩けない。保健師さんには「様子を見ましょう」と言われたけれど、とても心配になり、予約もせずに療育センターに駆け込みました。そのころ次女は、ひじだけで歩く、ほふく前進。先生には「筋力が弱いですね。装具をつけたり、車いすで生活することになるかも」と言われました。

長女が何事もなく育っていたので、それが当たり前と思っていた……。その後、先生の指導やムスメ自身の力によって、筋力は回復。現在中学校1年生ですが、とても元気に過ごしています。成長も発達も、当たり前ではないんですね。今は生まれてくれただけで、ありがとうという気持ちでいっぱいです。

 

 

人に頼れるようになって気持ちがラクになった

私は最初、人に頼ることができませんでした。何でも自分だけでやろうとしていました。でも、次女を療育センターに通わせることがきっかけで、上の子を保育園に預けることに。何もかも自分一人だけでやっていたら、次女をリハビリに通わせることもできなかったと思います。
 
人に頼れるようになって、自分自身とてもラクになった気がします。ママ友だちが「代わりに迎えに行っておくよ」と言って、子どもを保育園から連れ帰ってくれたり。

 

私が子どもの友だちを預かることもあります。子どもが一人増えても、面倒見るのは変わらないですから。子どもの方は、友だちが来てくれてうれしくて、よく遊ぶんですよね。私の方は、子どもの友だちが来てくれた方が、ラクに感じることもあるくらい。子どもの成長と共に、ママ友だちとの信頼関係も育まれていったように思います。

撮影/長尾浩之 取材・文/高祖常子 取材協力/バウムクーヘンカフェ(ユーハイム・玉川高島屋南館3F)

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