パパ薬剤師の子どもの薬基礎講座

2011/07/14

夏のおむつかぶれ、ケアと対処法

熱い夏は「おむつかぶれ」に悩まされるママと赤ちゃんが多い季節。小児医療の現場でも様々な程度の「おむつかぶれ」で受診する姿を見ることがあります。今回はその「おむつかぶれ」について、その原因とおうちでのケアと対処法(お薬も含む)をまとめたいと思います。


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◆布おむつ VS 紙おむつ
「おむつかぶれには通気性の良い布おむつの方が良いのよ!」なんて言葉を良く耳にします。確かにひと昔前は紙おむつの性能が悪く、布おむつの方が赤ちゃんの肌には優しかったのは確かです。しかし、通気性の面から考えると現在はそれほど大きな差は無いと言われています。それでも紙おむつの赤ちゃんにおむつかぶれが多いのには理由があります。
それは「紙おむつは吸収率が良い」→「赤ちゃんも気持ち悪くないから泣かない」→「そのまま放置されることが多い」→「おむつかぶれ」という理由です。


◆おうちでのケアは?
おむつかぶれの原因物質は、ウンチの消化酵素やオシッコのアンモニア。それらが長時間放置され、蒸れる事で「おむつかぶれ」になってしまいます。つまり、お家でできる予防は、赤ちゃんのおむつの中を清潔に保つこと。特に紙おむつの場合、吸収率が良く長時間放置されがちなので、こまめにオムツを替える事を心がけましょう。
また、ウンチを処理する際に擦りすぎるのも原因のひとつ。ゴシゴシと擦らずに優しく拭きとってあげましょう。もし余裕があるならば、ウンチの度にぬるま湯で流してあげると、さらに刺激が少なくて済みますよ。


◆薬で治る?治らない?
おむつかぶれは、おうちでのケアとお薬で必ず治る病気です。病院で処方されるお薬はアズノ―ル軟膏や亜鉛華軟膏と呼ばれる炎症止め。炎症が強いときはステロイド系軟膏が処方される場合もあります。
それでも、何度も繰り返してしまう場合やなかなか治らない場合もあります。そんなときは、もしかすると「カンジダ:カビの一種」に感染している可能性があります。治りが悪いにも関わらず病院から同じ薬しか処方されない時は、セカンドオピニオンも考慮した方が良いでしょう。
その際に注意すべき事は、しっかり時系列でおむつかぶれの様子を伝えること。
「いつからいつまでどのお薬を使っていて、その時はどんな状態だった」と明確に伝えることができれば、正しい診断をもらえると思います。


いかがだったでしょうか?0歳~2歳くらいのお子さんなら一度は経験するおむつかぶれ。ケアの基本はオムツの中を清潔に保つことです。熱い夏を快適に過ごすために、蒸れやすいオムツの中は特に注意してくださいね!


パパ薬剤師 中村守男(メディカルパパ)

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