パパ薬剤師の子どもの薬基礎講座

2011/03/10

子どもの風邪、お風呂に入ってイイの?

こんにちは!パパ薬剤師の中村守男です。
先日、うちの子ども達が風邪をひき、5日ほど熱が上下する状態が続き、その際に妻から「熱のときは、お風呂に入れても良いの?」と聞かれました。確かに僕らが子どもの頃は「熱がある時はお風呂に入ってはいけない」と言われていましたが、今は昔ほど言われなくなりました。それはなぜなのでしょうか?今回は「子どもの風邪とお風呂」について。


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◆「風邪の時にお風呂上りがダメ」は昔の話?
結論から言うと、これは昔のお風呂が室外にあった時の名残りでそのように言われているとのことです。室外にあるお風呂に入ると「湯冷め」をして肺炎を起こすことが多かったので、「風邪の時にお風呂はダメ」と親から子へと受け継がれたのでしょう。
しかし、現代はお風呂が室内にあるのが当たり前で、エアコンなどで室温の調節をすることも可能です。普通のお宅であれば「湯冷め」をすることはほとんど考えにくいと思います。


◆医師によっても意見が違うことがあるけど?
現代では「湯冷め」をしない環境が整っているのに、医師によっても「お風呂に入って良いか、ダメか」では意見が異なることがあります。それにはお風呂に入ることでのプラス面とマイナス面があるからです。


【プラス面】
「皮膚が綺麗になりサッパリする」、「加湿が喉に良い」、「血行が良くなる」など。


【マイナス面】
「サッパリしたことで、お風呂上りに遊びだす」、「お湯の温度が高いと体力を消耗する」。
(※医師によっては、これ以外にも様々な理由があると考えられます)


◆親の立場として注意すべきポイントは3つ。
「風邪の時のお風呂はダメ」と言うのは昔の名残りで現代ではあまり関係なく、お風呂に入ると【プラス面】と【マイナス面】があるという事は分かったと思います。では私たち親の立場としては何を注意したらよいのでしょうか?それを3つのポイントにまとめてみました。


1.「湯冷め」しない環境を作る
いくら現代でも、住んでいる地域・季節・お風呂に入れる時間帯・自宅の構造・ママ1人でお風呂に入れる・・・など、おうちによっては「湯冷め」しやすい環境もあると思います。各家庭に合った「湯冷めしない環境」を作ることが大切でしょう。
また、お風呂上りにお子さんが(サッパリした事が原因で?)なかなか寝ないケースもあるようですので、十分注意して寝付きやすい環境を作ってあげましょう。


2.お湯の温度を高くしすぎない
体温が上がっていると、お湯の温度が低く感じやすのですが、42度を越えるような熱いお湯に入るのは、逆に体力を消耗する可能性が高いので控えたほうがよいでしょう。


3.お子さんの気持ちや生活リズムを優先する
大人でも一緒で、風邪をひいている時は生活リズムが崩れがちです。お風呂に入りたくない時もあると思います。同じ様にお子さんの気持ちや生活リズムを優先し、本人に負担のかからないように考えてあげましょう。


パパ薬剤師 中村守男(メディカルパパ)

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