パパ薬剤師の子どもの薬基礎講座

2010/10/28

「薬のアレルギー」の本当のところ

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こんにちは!メディカルパパです。あなたのお子さんは「お薬が合わなかった事」がありますか?「薬のアレルギー」とはいかないまでも、お薬の影響でちょっといつもと違うという経験がある方は多いかも知れません。今回は、その「薬のアレルギー」について。


◆おくすり手帳を活用しましょう!
医師から診断され、明らかにその薬が合わないと分かっている場合は、ママやパパがしっかりと薬の名前や成分名を把握しておくことが大切です。カタカナで名前を覚える事が難しい場合は、「おくすり手帳」にあるお子さまの情報ページに記載するなどしておくと便利です。医師や看護師や薬剤師などにしっかり伝える事が、お子さんを守る事に繋がります。


◆「薬のアレルギー」ってほどではないけれど…。
「薬のアレルギー」で最も多い話が「蕁麻疹・湿疹・ショック」です。特に抗生物質などで多く見られます。ただ「薬のアレルギー」ほどではないけれど、ある特定の薬に対して「眠気」「下痢」「興奮」などが出る場合があります。もちろん個人差があり、同じ薬でも全く平気なお子さんと、過敏に反応するお子さんがいるのは事実です。


◆親子・兄弟で似る傾向が
この「薬のアレルギー」に関しては「親子」「兄弟」など体質が似ている場合、同じ様な症状を示す事が多いのも事実。良く聞く話ですが、ママさんから「この子、気管支拡張テープ剤を貼ると興奮して寝ないんです」という訴えがあり、詳しく話をしていくと、実はそのママさんも「大人量のテープ剤を使うとドキドキするので、いつも子ども量で処方してもらっています」という事もあります。そんな時は医師と相談しながら、普通よりも使う量を少なめにする事もあるのです。


◆いつものんでる薬なのに「アレルギー」!?
今まで何度か飲んだことがある薬であるにも関わらず、「この薬のアレルギーですね」と医師から言われる事もあります。「今まで無かったのに…なんで?」と思われるでしょうが…何故かこういう事が起きるのです。考えられる原因は、同じ薬でも体調が悪い時に飲むと体が反応してしまう場合があるという事。たまたま偶然に今回はアレルギーが出た…という事もあります。そうなると、もし今後この薬が必要な時に飲むか止めるか?という問題が出てくるのですが、そこはしっかりと医師と話をして決める事が大切です。


◆卵アレルギーと薬
「卵白アレルギー」のあるお子さんには、ある種の炎症止めの薬が使えない事があります。乳児(0歳)の頃に「卵白アレルギー」と診断され、その薬で「アレルギー」が出た方もいるかも知れません。しかし、離乳食が始まり少しずつ卵を食べられるようになると、そのお薬も問題なく飲める事があります。これも、アレルギー検査などしっかり行いながら医師と相談していく事が大切です。


いかがだったでしょうか?「薬のアレルギー」とは言わずとも、お薬が「合う・合わない」という事は誰にでもあります。お子さんの生活に支障が出るほど合わない薬がある場合は、しっかり薬の名前・成分名など把握しておく事が大切です。そのためにも「おくすり手帳」などを利用して、お子さまの健康を守りましょう!


では、次回もお楽しみに。


パパ薬剤師 中村守男(メディカルパパ)

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