パパ薬剤師の子どもの薬基礎講座

2010/05/28

0歳児(乳児)のお薬の飲ませ方

赤ちゃんが生まれてから数ヵ月は、ママからもらった免疫力のおかげで、ほとんど感染症にかかる事は少ないです。しかし、次第に様々な感染症にかかり、赤ちゃんもお薬を飲む機会が出てきます。
そこで、今回は0歳児(乳児)のお薬の飲ませ方を説明します。


写真


ポイント1~タイミング~


まだ母乳(ミルク)のみだったり、離乳食が1回や2回だったり、睡眠時間が不規則だったりと、0歳児は月例やその赤ちゃんによって大きく生活リズムが違います。だからこそ、お薬に関しても赤ちゃんのリズムを中心に考える事が大切です。


◆「食前・食後」よりも、何時間空けるか?を知っておく(聞いておく)。
(例えば、1日3回なら4時間前後、1日2回なら8時間前後という間隔です)


◆母乳(ミルク)や離乳食の後は満腹で、お薬を嫌がる事もあると知っておく。
(お腹が空いている時に飲んでよい薬かどうか、医師や薬剤師に聞いておきましょう)


◆お風呂上りや寝起きなど、水分を欲しがる時はシロップを飲ませるチャンス!
(口が渇いていると、大人だって水分が欲しくなりますよね?)


ポイント2~味や見た目~


本能で生きている赤ちゃんが「薬」を異物と捉えて嫌がるのは当たり前。そんな時は、物理的に薬の味や見た目を変化させる事が大切です。


◆シロップが甘すぎて嫌がる事もあるので、湯ざましで味を薄める方法もあります。(シロップは人口甘味料であま~く作られているものが多いです)


◆見た目で嫌がる場合は、見た目を変えたり隠したりする。
(赤ちゃんも学習するので、薬を見るだけで拒否する事もあります)


◆触感や薬の量が多い時は、別の剤系(種類)を医師に相談する。
(粉薬しか無い薬、シロップしか無い薬もあると知っておきましょう)


ポイント3~心理面~


まだ、おしゃべりできない赤ちゃん…
でも、実はお薬を飲めない原因は心理面かもしれません。


◆飲めたら褒めてみる。
(まだ、お話ができなくてもお薬が飲めたら褒める事も大切です。)


◆嫌がる時はあきらめてみる。
(親自身がお薬を飲ませる事に不安になると、お子さんにも伝わるものです)


◆昨日は飲んだのに、今日は嫌がる場合もあると知っておく。
(離乳食でも同じような事がありますよね?)


「0歳児(乳児)のお薬の飲ませ方」、いかがだったでしょうか?


この他にも
◆粉薬は水滴でペースト状にした薬を頬の内側や上あごに塗って水分を飲ませる。(粉に混ぜる水分は湯ざまし等を1滴ずつ落とし、ちょうど良い硬さにしましょう)


◆スポイトや哺乳瓶の乳首など道具を使ってみる。
(薬局で貰えるものや、ドラッグストアで売っているものあります)


◆母乳(ミルク)だけか、離乳食が何回食なのかを医師や薬剤師に伝える。
(食事のリズムが把握できると、医師や薬剤師もアドバイスしやすいです)


◆お子さんの生活リズムを優先する。
(例:寝ているお子さんを起こしてまで薬を飲ませなくも良いでしょう)


など、基本的なことも忘れずに覚えておくと便利ですよ。


さて次回は、「1歳~3歳(薬イヤイヤ期)のお薬の飲ませ方」を説明したいと思います。
「お薬が飲めないんです~(><;)」「0歳の時は嫌がらず飲んでくれたのに…!」
という言葉は、この年齢のいるママさんからよく聞くセリフです。
そこでボクがどのようにアドバイスしているか?


では、次回もお楽しみに!


パパ薬剤師 中村守男(メディカルパパ)

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