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男の育児基礎講座

男から父親へ。父親としての心構えややるべき事も色々あるけれど、先ずは初めての育児参加ではわからないことばかり。ママをサポートするパパのための基礎講座。

離乳食・幼児食を食べさせる

豆腐のスコーン母乳(粉ミルク)でスクスク成長を続ける赤ちゃんも、5ヶ月を過ぎた頃から次のステップ「離乳食」を始める時期。これまで育児をママに任せっきりだったパパも、率先して協力して欲しい。なにせ赤ちゃんも初めての作業「食べる」が上手にできないのは当然。うまく飲み込めなくて吐き出してしまう。そんな時にママ一人だと、食べこぼしを拭き取ってあげるのも大変なのだから。


離乳食をスタートする初期段階から、中期、後期、完了期と大きく分けて4段階で進めるのが基本。もちろんそれぞれの時期に合わせた食事の内容と食べさせ方が大事なポイントとなる。
赤ちゃんの成長に合わせて、離乳食を始める時期や内容は前後する。マニュアル通りに進まない事は間違いないが、そこは我が子の表情や態度をよく観察しながら焦らず騒がず、楽しみながら取り組んでみよう。


男はいざとなったら頼りになる、そう思われる為にもここではそれぞれの時期に合わせた食事の内容と、気をつけなければならない点をまとめてみる。しっかり予習をしてママをあっと言わせていただきたい。


1,離乳食 の初期(5〜6ヶ月)

白和え風ホウレン草/りんごのすりおろしミルクだけでは足りなくなってきた栄養素を補い、噛む力を育てるのが離乳食の役目でもある。でも早すぎる開始は禁物。赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ始めよう。まずは十倍がゆをひとさじから、あげてみよう。お茶ならカフェインを含まない麦茶やほうじ茶を湯冷ましで薄め、スプーン1杯程度をあげれば充分。無添加無糖のオレンジやリンゴジュースも薄める事をお忘れなく。たくさん欲しがっても与え過ぎは禁物。あくまでミルクの補助として考えればよい。徐々に野菜スープやドロドロ状の離乳食に移行しよう。


2,離乳食の中期(7〜8ヶ月)

カボチャ・サツマイモのパンケーキ/にんじんジャム添え/ほうれん草入りお魚だんご、野菜あんかけ上手に飲み込める様になったら中期。次はモグモグする練習をしよう。柔らかなおかゆ程度のつぶつぶなら、モグモグして舌で押しつぶせるから大丈夫。ここでも焦らないで、おかゆに徐々に食材を追加していく事が基本。各メーカーから販売されているベビーフードから選べる種類も増え、頭を悩ます時期になるかもしれない。



3,離乳食の後期(9〜11ヶ月)

炊き込みごはん粥/牛肉あんかけ/ほうれん草のおひたし風/ヨーグルトモグモグが上手にできるようになったら次のステップ。この時期は歯茎を使ってカミカミの練習をしよう。離乳食の回数も大人と同じ3食で問題ない。与えてよい食材(繊維質の野菜なども大丈夫だが、赤ちゃんが食べやすいように調理する事をお忘れなく)もぐっと増え、食事が(離乳食作りも?)楽しくなる。しかし、我が子の「我」も目覚ましく強くなる頃。自分で食べようと食器やスプーンに手を伸ばすしぐさが可愛いが、食事も手づかみで食べたい頃。いっそ手に持って食べやすい形の料理を用意し、我が子の成長を楽しむ工夫と余裕が欲しい。


4,離乳食の完了期(12ヶ月〜)

じゃがいもの共和えここまでくれば大人の取る食事にかなり近づいてくる。我が子も歯茎でしっかりカミカミできるので、おかゆも卒業。柔らかく炊いたご飯だって食べられる。もちろん刺激的な食事はNGだが。また、この頃になったら離乳食だけでは足りない栄養素(鉄分、カルシウム、ビタミン)を補う必要もある。フォローアップミルク(離乳の補助的に用いるミルク)の存在もあるが、その成分や役割を充分に理解することが大事。必ずしもフォローアップミルクを与えなくても大丈夫だ。

さらに大切な事。この時期食べさせてはいけない食品(蜂蜜、黒砂糖など)、アレルギーが懸念される食品(そば、ナッツ、エビ、カニ、卵や牛乳、その他など)を知ること。食べさせて湿疹などの異常が見られた場合、かかりつけの病院などでアレルギー検査を受け、食べさせてもよいもの、ダメなものをしっかり把握して欲しい。


5,離乳食を楽しくする食器とスプーンにこだわろう

せっかくだから、小さな手に握らせるスプーンや器にも、パパのこだわりを発揮したい。スプーンにはプラスチックやステンレスの物の他にも、自然素材やシリコン素材を使った物などもある。機能だけでなく、くわえ心地・噛み心地や安全性、デザイン性もチェックして選んでみよう。

器も同様。キャラクターの図柄がついたプラスチック素材やメラミンの割れにくい物もあるが、ここはひとつデザイン性の優れた器をセレクトしてみはいかがだろう。


周りにはたくさんの先輩パパ、ママがいる。大切な食育、迷ったり悩んだりしないでどんどん相談しながら食事を楽しんで欲しい。

(写真:我が家の離乳食レシピより)