2008/1/18

クラスに通ってみる

私の生活は、週に20時間の仕事、家事と子供たちの世話をして、休みには小学校にボランティアに出かけ、残りの自分の時間に趣味のバッグつくりを楽しむという平凡な毎日です。

ところが、この「平凡」が続くと何か足りないと思い始めるのが私の性格。

職場で、4年間人事の仕事をしていると、私のような初歩的な仕事は別として、アメリカでは専門の学位と経験がないと希望する仕事に就けない現実を何度も見てきました。私自身、具体的な希望はないのですが、もう一度大学に戻りたい、何か身に付けたいという気持ちが高まってきていました。

また、大学を卒業して20年以上経つのに、未だに当時の夢を見ることがあります。夢なので、つじつまは合わないのですが、心のどこかで勉強が足りなかったと後悔しているのでしょう、目が覚めるとやたらに汗をかいています。

そんな夢をもう一度現実にして、一歩前に踏み出すために、大奮起。

今年から町にあるカレッジに通うことにしました。

英語の授業について行けるかどうかの不安と、授業と夫の会議や子供たちのスイミングなど家の行事との兼ね合い、勉強などの時間のやりくりが心配で、登録の締切日まで悩みました。が、夫の「スケジュールは協力するし、何とかなるよ」の言葉に背中を押され、まずは「ビジネス英語」ひとクラスを週に二回のペースで始めました。

最初の授業に出て、驚きました。それは夜のクラスということもありますが、15人中の約三分の一が私と同年代で、しかも医療秘書や看護婦になるために頑張っているのです。ある人はフルタイムで働いて、冬期に3クラスを同時に取っているとのこと。(大学では、前期・後期ではなく、一年を春・夏・秋・冬の4期に分けてそれぞれをクォーターと呼びます)そういった人たちを目の当たりにすると、私はまだまだ甘い、と励まされます。

デジタル録音機をインストラクターの机の上に置かせてもらい、恥ずかしがらずに発言・質問をする。また少し厚かましくなってきたかもしれません。何事も経験ですよね。何だか面白いことになってきました。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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