2007/11/8

メールイン・リベート

先日、携帯電話を買い換えました。

電話を購入した際に、電話本体と付属品を合わせて150ドルになるけれど、レシートと箱のUPCコードを送ると50ドルが電話の契約会社から戻ってきます、と言われました。「メールイン・リベート」です。それなら最初から50ドル差し引いた金額で売ってくれればいいようなものですが、この仕組みは調剤薬から洗剤に至るまであらゆる生活用品で使われている、アメリカでは消費者に浸透したカスタマーサービスの方法です。

お金が戻ってくるのですから、利用しない手はありません。気をつけなくてはいけないのが、締め切り期日。購入後、レシートをなくしても申し込みができませんし、リベートを受け取るまでに概ね90日はかかると言われています。商品の購入時に、リベートがあるからと選んでも、面倒になったり忘れてしまって締め切りを逃す人もいるでしょう。また、何の得策もなく企業がこの仕組みを利用するわけがなく、おそらくリベートを申し込まない人たちを見込んでいるのと、消費者から得る個人情報を売って利益につなげるのが狙いだと思われます。

電話は予め契約したものなので、こちらの素性は知れており、ためらいはありませんでしたが、私はリベートの申し込みには、電話番号の記入を控え、名前もイニシャルだけにしたりと、詳しい個人情報を記入しないようにしています。

今回のリベートは申し込んだ一週間後、書類受領と処理経過を追跡できる番号を知らせるeメールが届きました。これはとても親切なやり方の上に、その後一週間ほどで50ドルの小切手を受け取ることもできました。普通は、忘れた頃ポストの中に小切手の入った封筒を見つけて、書類を送ったことを思い出すほどですから、2週間は画期的な速さです。

41セントの郵送代と時間を使い、また個人情報が漏れる可能性を疑いつつ、最低いくらまでならリベート獲得に手間をかけるか考えてみました。私なら、5ドルかな・・・

皆さんはいかがでしょうか?

アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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