2007/4/12

MOXA

夫に誘われ、とうとう私も生まれて初めて鍼治療に行ってきました。
着替えをするでもなく、友人のリビングルームにお邪魔しているかのような雰囲気の中、夫と私はリクライニングの椅子に横たわりました。鍼師が手際よく刺していく鍼は、4センチくらいの日本式のもの。痛みも違和感も全く感じず、目を閉じると眠ってしまいそうな心地よさです。

「もっくさって知ってる?」鍼師から聞かれました。説明を聞いているうちに、それは、もぐさ=お灸ということがわかりました。
最近はアメリカでもMOXAとして普及してきているそうですが、私にとってお灸といえば、ひいおばあちゃんがとろろ昆布のようなものを指先でつまんで、足に乗せ火をつけていた、あのイメージです。悪いことをしたら、お灸をすえるよ。と子供の頃言われたものですが、実際にされたことはありませんし、やってみたいと思ったこともありませんでした。                 
自然食品や、無農薬を好む私の上司もMOXAのことを知っていました。彼女は、親指ほどのもぐさを直接背中に乗せられて、その後ケロイドになってしまったから、もう絶対MOXAはしないと言っています。

そんな彼女とは逆に、私は化学薬品ではなく自然に近い形で身体を改善するお灸に対して興味がわき、試してみることにしました。
日本から送ってもらったお灸は、優しい熱さがじっくりと身体に浸透していくようで、とてもリラックスでき、私はすっかりお灸のファンになってしまいました。

この鍼師は、夫のグルテンアレルギーを見つけ、おかげで彼は10キロ減量にも成功しました。そして今度は私へ、ストレスが身体の不調に繋がりやすい体質だし、もっと身体に優しい食事をするようにと提案してくれました。食品の内容物をチェックして、ずらずら〜と長くなるものは避けたほうが良い、のだそうです。添加物が多いので良くない。頷けます。
私の大好きなインスタントラーメン。食べられないストレスと食べたあと(食べてしまった!と後悔する)のストレス。どちらを取るべきかと迷いながらも、やっぱり止められません。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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