2006/10/19

昇進話

今の職場に勤めて、2年経ちました。
自分の仕事がしやすく効率が良いように、また人事部なので、他の従業員にも喜んでもらえるようにと、仕事の方法やオフィスまわりを随分変えてきました。

職場の状況も余裕を持ってわかるようになってきて、単純な仕事に少し飽きてきたかな、と思い始めた矢先、私の同僚が辞めることになりました。彼はポジションでは上司と私の間に当たり、人事のスペシャリストです。上司は、彼が次のステップに上がるために、彼が授業を取ることはもちろん、就職先探しも一緒になってしていた、とても理解ある人です。

その上司から私に呼び出しがかかりました。
彼のポジションに興味はないか、もしそうだったら部内昇進をすると言う話です。センター長(大ボス)も賛成しているので、問題なく話は進むとのことでした。現在の私のポジションではできることも知れていて、もっといろんなことにチャレンジしてみたいと常々上司に話をしていたことが、ここでチャンスとしてやってきたのです。
やりたい仕事。昇進。8時から5時を週5日。考えました。

そして出た結論は、やっぱり今のままで頑張ろう、ということ。
長男も次男も、まだまだ私との時間を大切にしたい年齢です。フルタイムの仕事では、夕方5時過ぎに戻って子供たちを急かしながら夕食、お風呂に入れて8時にベッドに寝かせつけるまで猛ラッシュの毎日になり、話もゆっくりできそうにありません。特に、今は夫が昇進するための免許取得に、多忙な毎日を送っています。どう考えても、週20時間が私が子供たちから離れられる限界です。

上司は、残念そうな顔をしたものの、私の気持ちを理解してくれました。
夫は、私がこの結論を出すことを始めからわかっていたようです。彼はできれば子供たちが学校から帰る時には、私が家に居て欲しいと思っているだけに、現状維持にはもちろん賛成です。

2年前、この仕事の面接で大切なものを5つ上げる質問がありました。私は、家族が一番、その次はもし受かったならこの仕事です。と答えたことを思い出しました。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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