2006/7/13

ご近所さん

我が家は、小高い丘の上、20軒ほどの家が集まっている小さな地域(サークル)にあります。行き止まりということもあり、通る車は知れているので、それも近所が皆近しく感じる理由かもしれません。

20軒も家があると、いろんな人がいるものです。
我が家の隣は動物が大好きで、犬3匹、猫6匹、フェレット、そしてネズミ!?も飼っています。奥さんがかつて動物病院の助手をしていたこともあり、やって来るものは拒めないそうです。ネズミは赤ちゃんの時に、猫がくわえて帰ってきたもの。猫もほとんどがいつの間にかペットになったとか。3人娘共に動物の扱いに慣れているので、カーターを連れていけないお泊りの時も、お世話をお願いできます。

ご意見番のような人はどこの国にでもいるもので、ジェシカのおばあちゃん、メアリーはこのサークルに長く住んでいることもあって、頼りになります。スピードを出す車には一言、近所の子供たちの悪戯もぴしっと叱ってくれます。でも口やかましいだけの老人というわけでもなく、自分の家の庭とご主人お手製の滑り台とブランコを近所の子供たちに開放していますし、暑い時にはそこで遊んでいる子供たちにアイスキャンディをごちそうしてくれたり。我が家の子供たちも数え切れないほどお世話になっています。

我が家の5軒先に住むダンはQVCというテレビショッピングのマニアで、道路に面した部屋には、つい最近までダンボール箱がびっしりと積まれていました。数ヶ月前に退職をして、ようやくその箱を片付ける気になったらしく、「孫の年には合わないんだよ。(では、なぜ買ったのかは不明。テレビショッピングのなせる業でしょう!)余り物だけどね〜」とおもちゃやTシャツを持ってきてくれました。もちろん新品です。彼の奥さんと私の母は、うちの次男が生まれた時に英語と日本語で会話を成立させた仲。また彼らの娘が私の夫の同僚と言う事もあり、何かと良くしてくれます。

大きな心配をすることなく、子供たちを自由に遊ばせることができるし、町内会の集まり、掃除当番もありません。ユニークで親切なご近所さんに囲まれ、話題に尽きることない毎日です。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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