2005/9/15

おそるべしPTA

長男の学校でParent Club(PTA)のミーティングがありました。私は役員でも何でもないのですが、何をやっているところなのか知りたかったので、参加してきました。
大きな議題はfundraising(資金集め)。生徒たちがクリスマス用のラッピングペーパーやギフトを売り、売り上げの半分が学校に戻ってくる仕組みです。売り上げは学校の整備をしたり、備品になるらしく。例年一番多く売った生徒に、100ドルの賞品を与えているのだそうです。資金集めを取り仕切る会社が、個人それぞれに、売り上げによって賞品を用意しているのに、それにプラスして100ドルもの賞品。賞品を個人に与えるかクラス単位にするかで意見がもめ、私はセールスマンのノルマじゃあるまいし、と疑問を感じていたところ、ある人が、学校全体の売り上げがある目標に達したら、子供たち全員でアイスクリームパーティをするのはどうか、という案を出しました。よくぞ言ってくれました!

さらに、次の話題では教室内でのボランティアがもっと必要だということに。そしてボランティアに教育をすべきだ、というアイデアまででてきました。これには口があんぐり。ボランティアは時間を持て余している人ばかりでなく、少しの自由時間をも学校に奉仕するという人もいるはず。そこにボランティアをするための教育を受けなくてはいけない、ということになると、さらに数が減るのは目に見えています。この話題は次回に繰り越し。

論議が早口の役員の間で交わされる中、校長はあまり逆なでしないように(という様に私には感じられました)、無難に聞き役に回っていました。
私は会議に新人であるだけでなく、この白熱した雰囲気の中で、どうやっても言葉が追い着きそうにないので、今回は黙って様子をみていたのですが、うーん。

それにしても生徒数400に対して、保護者9名の参加はちょっと寂しいですよね。子供たちのことを考えると、やはり少数の役員だけに任せておくのは、無責任になるのではないかと思え、来月も参加することにしました。
どうやってこの雰囲気に馴染み発言するのか、私の宿題です。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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