2005/8/18

犬の話

この近所は犬を飼っている人が多く、それぞれに特長もあって結構面白いものです。
我が家のカーターは、誰にでも愛想が良く、リトリバーだけあって、何かを口にくわえて、噛むのが大好きです。しばらくの間、与えていたおもちゃには見向きもせず、家の壁をかじり、大変なことになりました。その修理は未だに夫の日曜大工のプロジェクトです。

最近、近所でロットワイヤーという大型犬を飼い始めた家があります。
家の前を通るたびに、大人の腰丈ほどしかない塀まで駆けてきて吠えます。飼い主がやって来てなだめるのですが、成犬で、今にも塀を飛び越えて来そうなので、その家の前は歩道を歩けません。たまりかねた夫が飼い主に「攻撃的に吠えるし、塀は低いし危ないよ。この辺りは子供たちがいるから」というと、「大丈夫、絶対飛び越えないから」という返事です。夫は「何かあってからじゃ遅いよ」と話したのですが、その後しばらくは、何も変わりませんでした。
ところが、アニマルコントロールに連絡しよう、と息巻く夫をなだめているうちに、我が家が散歩に出る時間には、その犬を見ることがなくなりました。

それに、まだカーターがいない去年の話。お隣の犬(これもロットワイヤー)が垣根をすり抜けてうちの庭に入り込み、手入れをしていた夫の目の前に仁王立ちしたことがあります。この犬は良く訓練されていて、吠えることもなく、呼ばれてすぐに戻っていったのですが、突然、自分よりも大きな犬が現れて、長男は大泣き、夫もびっくりしたようです。
この件以来、お隣は慎重に犬を外に出すようになりました。

最近、特に犬やボブキャット(大山猫)が人を攻撃した、というニュースを立て続けに聞きました。ペットがどれだけ訓練されていても、飼い主がどれほど注意していても、事故は起こり得ます。
温厚な犬種でも100%信用はできない、というのが我が家の信条なので、他人がいる時には、手綱を放しませんが、飼い主の考え方は人それぞれです。
もしも動物に攻撃されそうになったらどうするか、お子さんはご存知ですか?身体を丸くして体操座り、頭を腕の中に入れる。と我が家では教えています。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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