2005/8/4

ブルーベリー狩り

ようやく夏らしくなり、大好きなベリーのシーズン到来。
我が家から車で15分ほど走った所に、U(YOU)ピックのブルーベリー農園があり、家族で行ってきました。「ブルーベリー狩り」ですね。去年この農園のことを知った時にはシーズンが終わっていただけに、とても楽しみにしていました。

高速道路から少し外れた丘陵に、約300株ほどでしょうか、ブルーベリーの木が数列にわけて、行儀よく一直線に植えられています。

チェックインは、倉庫のような場所で、無人。アイスクリームの空バケツがたくさん重ねてあって、どうぞご自由に、状態です。天秤量りとお金を入れる箱。それに名前と重量を記入する小さなメモ帳、壁には1パウンド1ドル(!!)の紙、それに冷蔵庫に入っているボトル水も1ドルでセルフサービスです。

私たちが居た時は、土曜日にもかかわらず、ほんの3家族。時折木を挟んですれ違う初対面の人と世間話をしながらも、黙々と手を動かします。長男は、摘み取ってバケツに入れるよりも、口に入れる方が忙しいようです。
この農園を訪れるのは人だけではなく、手を休めてふっと息をついた時に出会ったのは、鹿の親子。人馴れしているのか走り去る様子もなく、立ちすくんでこちらを見つめています。この春産まれたと思われるバンビは、可愛い!の一言で、どうしてこういう時に限ってデジカメを持ち合わせていないのか、大後悔です。

約1時間後には、大きな入れ物にいっぱいになりました。我が家のお買い上げは、5パウンド(2.3キロ)5ドル。お支払いは、やっぱり無人の倉庫で。広告にも出ていない口コミの農園ですが、何という商売でしょう。土産物屋もなければ、ブルーベリーケーキも売っていません。
最初は、これだけの広さのベリー農園を鹿や鳥からどうやって守っているのか不思議でしたが、納得。持ち主はこんな人柄なので、おそらく動物たちにも、ご自由に。ということなのかもしれませんね。

家に持ち帰りきれいに洗った後、早速ジャムにしました。家中に甘い匂いが立ちこめ、満足、満足。シーズン中にもう一度出かけて、またジャムを作る予定です。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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