2005/5/26

出張〜その2

出張に出る前日は、休日にもかかわらず夫が会議で終日不在。子供たちの相手をしながら3日分の夕食を作り、(残りの2日はピザとサブサンドウィッチとの希望)旅の荷物を用意し始めたのは、もう夜中。
子供と夫のことはもちろん気になるのですが、こんなにへとへとの状態で、私の旅はいったいどうなることでしょう。

見送りに来た空港では、長男は私のことよりも、その後訪れることになっている友人のことが気になり、私を早く送り出したくて仕方がないようです。泣かれるよりは気が楽なのですが、長男のあっさりした様子にまたまたがっかりしました。
セキュリティのゲートを通ったところから、私はひとり身。手を引っ張ったり、おむつやスナックのタイミングを気にせずに、こんなに自由気ままで身軽でいいのかと戸惑いさえありました。

機内ではこの先の研修のことを考えると興奮して眠れず(まるで子供!)、ホテルに着いた時には、前日までの疲れでぐったり。それなのに、私は枕が変わると芯から眠れない癖があり、研修一日目は疲労と不眠による散々な体調で出かけたのでした。

肝心の研修は、かなり内容が濃く興味深いものでした。私が職場で担当したことがない無知の分野もあり、しかも英語なので(当たり前!)、ついていくのに必死。こんなに物事に集中したのはかれこれ何十年ぶりでしょう。講師は勤務先の本社の部長級の人たちで、女性ばかりでした。研修に参加していた12人中男性は2人だけ。必然と休憩時間には子供たちの写真の見せ合いになり、驚いたことに講師も含め女性たちは、小さな子供をデイケアに預けながら働いているのです。
以前の私なら、講師たちのようになってみせる、と息巻いているのかもしれまなせんが、自分でもびっくりほど冷静に、今の自分には今の仕事が分相応だと心からお思えました。

毎晩、自宅に電話をして様子を伺いました。
あれほど、独立心旺盛に振舞っていた長男が「ママさびしいよ」と泣いています。泣かれてしまうとがっくりするのも事実です・・・


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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