2005/5/12

日本の流行りもの

私には日本の流行りものを届けてくれる有難い友人がいます。

ひとりは、ドラマの録画テープを折りに触れ送ってくれる友人。日本人の多い地域では、日本の番組やニュースが見られるケーブルチャンネルがあったり、そういった地域外でも衛星放送で日本の公共放送を中心にした番組を見る事ができるのです。我が家は田舎の小さな町なので、日本の番組のケーブルなんてとんでもないし、衛星放送は値段が高く、必需品ではないと思うと手が出ません。こんな環境で生活している私にとって、友人の心遣いは非常に嬉しいものです。仕事や育児で忙しく、見るにも時間がかかって遅れた情報になったとしても、私にとって日本からのビデオは別格扱いで保管。コマーシャルでさえもいとおしく見るのです。
さらに、ルールを決めたわけでもないのですが、地元の友人とは、お互いに手に入ったビデオを交換して見ることになっています。

もうひとりの友人は、年に一度、一年間に新しくリリースされた歌をCDにして10数枚ほど送ってくれます。これを聞くと、どんな曲調が流行っているのかがわかるし、入っている新曲数で、誰が今日本で波に乗っているのかなども何となくわかります。私の大好きな歌手の新リリースも、欠かさずに送ってくれるのも嬉しい心遣いです。有難い、有難い。

大きな問題は、ドラマやコマーシャルに出る旬の若手俳優や、話題の歌手がこの7年間に変わってしまったということ。残念ながら、夫から「これ誰?」と聞かれても私もさっぱりわかりません。

先日地元の友人から回ってきたのが、「冬のソナタ」。日本のドラマではありませんが、かなりの流行りものですよね。子供たちが寝たあと、少しだけ先送りしながら、一晩で一気に7話ほど見てしまいました。見たからには、このドラマが流行った理由を考えなくてはということで、〜殺伐とする世の中だから、素直で一途な気持ちを視聴者に抱かせる「純愛」が流行るのでしょうか・・・

日本を離れて7年経った今も、昔と同じように付き合ってくれる友人たちに、有難うの言葉を何度言っても言い尽くせないほどです。
この場を借りて、もう一度ありがとう。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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