2005/3/17

日本語の日

長男の英語の読み書きが上達しているのは嬉しいことですが、最近私が日本語で話しかけても「わからなーい、英語で話して」と英語で返ってくることが多くなりました。私自身もまどろこしかったり、英語環境の職場から、頭の切り替えができないまま家に戻ってきて、つい英語で話すことが多くなったのも原因だと思います。結局、日本語で話してわかり辛いから、英語で話しかける。どんどん日本語が理解できなくなる。の悪循環なのです。
去年の今頃、母がいた時には、私が間に入らなくても二人で日本語で話しているときもあったのに、とても残念です。

私たちの住む町は小さいので、日本語を話す場がとても限られています。
家族ぐるみで仲良くしている同じ家族環境(父親がアメリカ人で母親が日本人)の同年齢の子供たちとの会話も、英語になってしまっています。

ここから車で約1時間半の都市には、日本の子供たちを対象に、毎週土曜日に日本語と算数の授業をしてくれる日本語の補修校があるし、その近辺には日本語で各教科を教える公立のImmersion School (イマージョンスクール)もあるのです。後者のImmersion School は、日本語や日本に興味がある地元の子供たちが大勢いて、幼稚園から高校に至るまでのシステムになっているようです。私たちも、もう少し都会の近くに住んでいたら、そういった学校を利用できるのですが、Immersionのために引っ越すことは、夫の仕事もあって考えられません。息子の週末を、親の希望で往復3時間かけて日本語補修校で一日費やし、しかもかなりの宿題(と噂で聞いている)で毎日負担をかけてしまうことにも、何となくすっきりしません。日本の都市部であれば、往復3時間の通学は大したことないのかもしれませんが・・・

この小さな町で無いものねだりをしても仕方ありませんし、自分たちで何とかするしかないですよね。私は初心に戻って、息子たちにはなるべく日本語で話しかけ、日本語を忘れかけている夫のためにも、週に一度は「日本語の日」にすることにしました。家族みんなが、ストレスを感じない程度に軽く、でも続けていくことが大事だと思っています。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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