2004/12/24

クリスマスプレゼント

ダウンタウンも住宅街も、クリスマスのデコレーションでとても華やかです。
ストアに行けば、プレゼントを買う人でごった返しているし、何もあせることは無いのですが、何となく気が急いてきます。

アメリカにはお歳暮の慣習はないのですが、似たようなもので、家族、お世話になった人や友人にプレゼントを贈ります。子供たちには親からとは別にサンタからもプレゼントが届くことになっているし、子供に内緒で買い物にでかけるのも大変。それにアメリカではギフト包装はほとんどの店でしてくれないので、自分でラッピングペーパーで包みます。遠方に住む家族には、その上に郵送包装をして、混んでどうしようもない郵便局で30分以上待って送ることになります。この時期にはダウンタウンにも郵便局にも近寄りたくないほど、混み合います。

初めてこちらでクリスマスを迎えた時にとても驚いたのは、包装紙(ラッピングペーパー)の取り扱いです。苦労してきれいに包装しても、プレゼントを開ける時は、どれだけ派手に開けるかが自慢のように、びりびりに破ってしまいます。
プレゼントを開ける25日の朝は、大きなゴミ袋も必ず用意しなくてはいけないほどです。一足先に部署でクリスマスパーティをした時に、つい日本人気質で開けた包装紙をきれいに折りたたんでいたら、「あらー、それ持って帰るの?!」と言われてしまいました。

贈り、贈られるのはプレゼントだけではありません。クリスマスカードは日本の年賀状のようなものなので、近況を知らせたり、休日を楽しんでね。などと書きこみます。そこに家族や子供の写真を入れるのは、日本と全く同じですね。

長男が冬休み前の最後の日に、担任の教師と教師補助員からそれぞれプレゼントを頂いてきました。家庭の事情でプレゼントを手にできない子供たちへの配慮で、クラスの子供全員に本やクレヨンを配ったのだそうです。学校は予算の削減が続いているので、二人とも自己負担。家族のことを考えるだけで手一杯、浮かれていた私は、頭の下がる思いでした。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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