2004/10/7

バラの花束

我が家の朝の始まりは、まず次男。
彼が目を覚まして、ベッドの中で遊びだすと、その声を聞いて、カーターがクレート(犬小屋)の中でクンクンと鳴き始めます。これが5時から5時半。夫が犬と散歩に出ている間に、長男と次男の支度をして、朝食を食べさせた後、夫と長男のランチを詰めます。車1台に家族全員が乗り込み、夫を職場に送り届けて、長男を自宅の近くからスクールバスに乗せ、自宅に戻ったところで、ベビーシッターが来る、という手順です。このスケジュールの合間で、私は自分の支度をして朝食を取ることになります。
夫も手伝ってくれますが、子供たちがすんなり言うことを聞いてくれる日の方が少ないので、時間に追われながら大変です。

もうひとつのパターンが、ベビーシッターが自宅にこられない日。この日は、次男は車で30分ほどの友人宅に、長男は幼稚園の後、去年まで通ったプリスクールに行くことになります。友人、プリスクール、それに戻りのスクールバスの関係から幼稚園、そして私の職場に手早く連絡を入れて、すぐに発車。上司は自身の子育ての経験から、私に朝は9時まで出社のフレックスを採用してくれていて、非常に助かっています。でも、このパターンの日はたった5時間しか働かないのに、子供たちを連れて戻ってくると3時半。2時間を運転に費やして、しかも緊張が続くので、身体も心もとても疲れます。

この2週間で、シッターの子供の具合が悪くなったり、シッター自身が調子を崩したりで、自宅に来てもらうことができない日が数日ありました。しかもサッカーの練習や試合に加えて、クリニックの予約やカーターの訓練の日などで、夕方に毎日何かがあり、疲れとストレスでへとへとになっていました。

昨日、そんな、疲れが飛んでいく出来事がありました。
オフィスに行くと、私の机の上に見事なバラの花束とカード。たまたま休みと重なる私の誕生日を、一日早く上司と同僚が祝ってくれたのです。カードには「誕生日おめでとう。一緒に働いてくれて有難う」。感極まって涙がこぼれました。

家庭と仕事。両立するのは大変ですが、頑張ろうとあらためて思いました。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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