2004/7/9

仕事してます

仕事を始めて1ヶ月経ちました。
この1ヶ月間、毎日の緊張度合いが、学校の事務室とはまったく違っています。
学校はボランティアから始めたこともあり、スタッフや教師とも顔見知りだったので、今より随分と気楽に臨んでいました。とてもカジュアルな雰囲気だったし、仕事に責任は持っていたけれど、「臨時」の気軽さでした。

今の職場は、中学校という小さな世界から、例えば大学のキャンパスに来たようなものです。様々な部署があって、一番苦手とする名前と顔を覚えるのに四苦八苦。ようやく200人以上いる、スタッフの一部は何とかわかるようになった状態です。何て失礼な私でしょう。
また、パートとは言っても一人前に部屋をもらって、専用の机とコンピュータ、プリンター、ファイル棚まであります。仕事環境に感動する間もなく、赴任したその日から、容赦なくinボックスに処理しなければいけない文書やファイルが積み重ねられていきました。限られた時間を目一杯使わなければ追いつかず、子供たちの写真を飾るのもお預けになっています。

ひとつ、頭をがーんと殴られた思いがしたこと。
それはこの職場では、私くらいの技術を持っている人はごろごろとしていているのです。中学校では私はコンピュータの名手だったので、面接の時にはコンピュータの技術は「エクセレント」です!と胸を張ったのが、恥ずかしくて仕方ありません。井の中の蛙とは私のことだと、しみじみと思いました。インターネットでせっせと勉強をしています。

さらに企業人育成ということで、入社して3ヶ月までに受けなければいけない訓練が10数項目。また毎年専門分野と一般教養で各5時間の講習や自己学習をしなければいけないことになっています。こういった訓練も人事考課に反映されるのですが、血液や吐瀉物の処理法、心肺機能蘇生術(CPR)など、社会人として、知っておくと万一の時に役に立つことを教育してくれるというのは、とても有難いことです。

週20時間のお気楽パートと思ったら大間違い。向上心ある人たちに揉まれながら、私も頑張っています。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

アメリカからの子育て奮闘記TOPページへ