2003/6/12

車のトラブル〜事故編

故障に続き、車の事故の話です。

先日、夫がある店の駐車場から車を出すときに、隣の車に接触してしまいました。先方もうちもかすり傷程度です。しばらく待ちましたが、車の持ち主は戻って来ず。カメラで事故現場を写真に取り、フロントグラスにこちらの名前と連絡先を残して、その場を去りました。隣の車は私たちが駐車した後に、境界線の上に後ろのタイヤが乗るほど斜めに止めていたのですが、ぶつけたこちらの不注意には違いありません。私たちは、弁償を求められたら保険会社に連絡をするつもりでした。

事故から二日後に、ようやく相手から連絡が入りました。「うちの車は全然平気よ。メモを残してくれるなんて、今どき珍しいわ。有難う。」とのこと。一件落着。私は相手が誰かもわからず、いろいろなことを考えて眠れずにいたのが、嘘のように気が晴れました。
確かに、スーパーの駐車場に停めていても、ショッピングカートやドアをぶつけられた傷、いたずらの傷など、知らないうちに小さな傷が入っています。車を止める時は、新車の横に止めたほうが良い、という人もいますが、どうでしょうか。

以前に、こんな事故とは較べものにならない、大きな当て逃げを目撃したことがあります。田舎の高速道路で、四駆トラックが私たちの前を走っていた乗用車を激突、車はスピンして路肩を越え、わきのくぼ地でようやく止まりました。私は、夫が叫ぶ逃走トラックのナンバープレートを、何度も口の中で反復し書き取るのに必死でした。そして、車体の右側が見事につぶれた車から、頑強そうな男性がしっかりとした足取りで降りてきた時は、本当にほっとしました。待つこと1時間。ようやくやってきた警察に、事故の目撃状況と連絡先を伝えて私たちは車に戻ったのですが、男性が無事であったことの幸運とは別に、数秒違いで、後部でチャイルドシートに居た当時2歳の息子、助手席の私、もしかすると夫も大変な怪我を負っていたかもしれないことを考え、身震いがしたのを覚えています。

「大切なものが壊れたとしても、それで難を逃れたと思うこと」と母から教えられてきたわたしです。我が家の車のかすり傷は、誰も怪我をしなかった幸運、と潔く諦め、ペイント修理に出すことにしました。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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