2003/4/10

3歳から80歳まで、みんなコンピュータの達人

息子のプリスクールには、生徒用にコンピュータがあります。ゲームをしながらマウスの操作やキーボードに慣れ、しくみを知る時間が用意されています。3歳児クラスも例外ではなく、ひとりが画面の前に座ると何人かが集まり、それぞれの意見を言いながら楽しそうに遊んでいます。
息子は家でも色、数字、アルファベットのゲームをしたり、五十音のフラッシュカードで遊びます。ただし、タイマーを30分に設定し、それが鳴ればおしまい、が約束です。

市内の(おそらく国内の)どの学校にも、コンピュータは各クラスに少なくとも1台は置いてあります。また図書室に併設してコンピュータルームが設けられ、教師の指導のもと、インターネットを使ってリサーチをするのはとても日常的なことになっているようです。(生徒は、クラスの勉強以外のことでは使用しないという誓約書に、親と一緒に署名しなくてはいけません。)

わたしが日本にいた6年前には、ホームページを持つ企業はほんの一握りでしたが、今やどの企業も宣伝や販売のために、工夫を凝らしたものを作っていますよね。わたしの感想では日本とアメリカの企業のホームページの大きな違いは、アメリカのものにはカスタマーサービス(お客様係)のページが必ずあって、苦情や意見を受け入れる体制ができているということ。その回答や対応が決して迅速とはいえないにしても、です。

今年80歳の義父は、子供や孫の勧めで3年前にコンピュータを購入しました。最初はおそるおそる触っていましたが、シニア向けのクラスに通って腕を磨き、今ではオンラインで子供たちとカードゲームを楽しみ、電子メールで近況を伝えてきてくれます。忘れてならないファンタジーフットボウルの時には、我が家の夫と同じくコンピュータとテレビの間を行ったり来たりしている様子。指を動かし、瞬時に変わる画面を追うことで老化防止にもなるようです。

それにしても次々と開発される新機種には到底ついていけません。今使っているこのコンピュータは5年前のもの。これって既にアンティーク?


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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