2003/3/6

キャッシュレス生活


アメリカでは現金と同様に使える個人小切手(チェック)があります。銀行にチェック専用口座を設け、そこから小切手額面の金額を引き出す方式です。最近、大幅に普及しているデヴィッドカードはチェックの替わりにカードを使うやり方で、こちらはペイパーレス。
スーパーでも本屋でも、ファストフードを除くありとあらゆる場所で、チェックで支払いができます。チェックには住所、電話番号があらかじめ印刷されていますので、レジで金額と署名を記入し、ID(運転免許証)を見せて本人かどうかの確認がとれれば支払い完了です。

水光熱費などの支払いもチェックを郵送します。口座管理をしながら、きちんと換金されているか(相手先に入金されているか)を確認しなければならないところが、ちょっと面倒です。

先日、郵送3週間後の支払い期日に近くなっているのに、換金されてないことに気づき、銀行で支払いを止めてもらいました。支払いを止めるにも費用がかかりますが、どこかで悪用される可能性を考えるとせざるを得ません。こちらでは、郵便配達員が個人の郵便受けから投函する郵便を局に持ち帰るサービスがあります。ところが、この集配のタイミングを見計らって、郵便 特に支払い用チェックを盗み、金額や宛名を特殊な方法で書き換えて換金する犯罪も起こっています。個人情報の盗難問題もありますし、郵便物は直接投函したほうがよい、というのが一般的な考え方です。

本当なら口座から自動引き落としにすると手間が省けるのでしょうが、何度も苦い思いをしたこちらのカスタマーサービスを考えると、もし間違いを起こされたときに、かなりの時間とエネルギーを費やすことが目に見えているので、今のところ原始的、チェック郵送で対応しています。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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