2002/10/24

お気軽主婦の強い味方

アメリカには、日本ではあまりお目にかからない家事を手軽(手抜き)にする電化製品があります。

そのひとつが食器洗浄器です。わたしが生まれる前から普及し始めたこの食器洗浄器は、現在は持っていない家庭の方が珍しいほど。残飯を捨てたら簡単にすすいで、中に並べ洗剤を入れてスイッチポン!節水になり、食後の時間を有効に使えます。しかも食器はぴかぴか。日本では、電器メーカー各社が「現在の普及率は10%、将来は飛躍的に伸びる」、と言っているので、今後この器械の楽チンさを体験する方が増えるのでしょうね。

コンロと巨大なオーブンのセットも台所には欠かせません。以前、高校1年生のクラスで日米の料理の違いを話す機会がありました。アメリカは冷凍物や缶詰を開けて、ぐちゃぐちゃと混ぜてからオーブンに入れて「はいどうぞ」。でも日本はひとつひとつの材料をきれいに切って、コンロで手間ひまかけて料理するのよ。と話したら、皆妙に納得してました。電子レンジは日本でも無くてはならないものでしょう。わたしが驚いたのは、どの電子レンジにも「ポップコーン」のワンタッチスイッチがあって、スーパーにある袋入りのコーンが完璧にはじける時間と電力に調節されていること。ポップコーンほど手軽で一般的なスナックはありませんからね。
また、冷蔵庫とは別に、冷凍素材を保存する冷凍庫を持っている家庭もあります。昔の駄菓子屋にあったアイスクリームケースのような大きさです。

衣類乾燥機も家事を手抜きする道具のひとつ。洗濯ものを外干しする習慣がないというのもありますが、洗濯後の衣類は乾燥機の中に放り込み、「程良く乾燥」にセットするとふんわり乾きます。ただし、洗濯機はゴシゴシ洗うし、乾燥機の熱も加わり、衣類は傷みが早いような気がします。

掃除機は重い、の一言。本体と吸引口が一体化しているので、押して運ぶだけでも疲れます。これを掃除嫌いの理由にしてはいけないのですが、大変。掃除機だけはいただけません。

「便利」に慣らされ、ますますお気軽主婦になっていくわたしです。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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