2002/1/31

チャイルドシート

息子が生まれた病院を退院する際の最終手続きはチャイルドシートの厳しいチェックでした。
看護婦がサイズと車内での裾置状態を確認して、初めて本当に退院ということになります。これで担当看護婦は仕事を終えたことになるのだそうで、その徹底ぶりには脱帽です。我が家は用意していたものがサイズチェックで引っ掛かり「帰れない!」と慌てました。大きすぎて首が固定しないというのがその理由で、ブランケットを入れてみたりあれやこれやの大騒ぎ。幸い看護婦さんの配慮で無償の新品シートを提供してもらうことができました。
病院はシートを準備できない家庭のために、政府の基金で用意しているのです。こういった心遣いにも親はチャイルドシートの重要性を教えられますよね。そのシートは1年間しっかり使った後、お隣の赤ちゃんに差し上げました。

もちろん、米国でもチャイルドシート着用は法定です。州によって細かい部分は違うのですが、私の住む州はつい先日、チャイルドシートを卒業した幼児のブースシート使用も法定化されました。

退院以来「君の特別席だよ」と習慣にしてきたおかげで、息子は今では自分で勝手に座ります。例え機嫌が悪くなり、泣いても走行中は決してシートから出しません。これはしつけと同じ、本当に大切に育てるための息子と私の約束事になっています。
ちなみに長距離ドライブの際の息子の愛用品は、マグネット式の小さなお絵書きボード、パズル、ミニカー、お気に入りの絵本などです。彼なりにおもちゃと外の景色を楽しみ、時には隣の車の若いお姉さんに愛想良く手をふったりしてます。そのうち、ビデオが見たいなんて言い出したらどうしましょ。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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