【こそだて】産科・小児医療の現場から

2010/02/25

子どもの花粉症

Q,花粉症は子供にもあるのでしょうか?


小児でも花粉症は増加してきています。幼児ではそれほど多くなくむしろハウスダスト(家のゴミ)にアレルギーを示す子が多いですが、花粉をあびる量が年々、年齢の増加とともに蓄積していくと発病します。


杉だけでなく、 雑草(カモガヤ、 ブタクサ)などの多い地域ではその地方に多い、別表現でいえばその子どもさんが大きくなるまで浴びた花粉の種類によって〇〇花粉症として発病(感作による発病といいます)。しかも段々若年例化しています。


また、花粉(杉だけでもなく上の雑草なども含め)症予備軍といわれる、花粉症を起こしやすい子供さんも増えています。小学校高学年では4割以上予備軍ともされていますがこの4割がすべて発症するわけではありません。これらのお子さんが将来花粉症を続けるかどうかはわかっていません。しかし花粉症(アレルギー性鼻炎)が自然に治る例は少ないのです。一時的に中学校とか小学校高学年で鼻の穴の拡大(成長で)で鼻詰まりが軽くなる例はあります。


Q,アレルギー性鼻炎(花粉症)は子供に遺伝するのでしょうか?


アトピー性皮膚炎、 気管支ゼンソク、 アレルギー性鼻炎を家族的におもちになっている、またそういう親族が多い家系もあります。 確かに遺伝的要素も高いでしょう。 まだこういった一連のアレルギー性疾患は多岐にわたり解明されてないことも多いのです。


ただ、杉なら杉花粉症を引き起こす、あるaという物質に対しa花粉症を引きおこす遺伝子は劣性遺伝という遺伝形式をとります(花粉症の遺伝)。しかし全員が発症する場合でもなく、そこに生まれてからのさまざまな装飾因子や環境が影響すると言われています。 もちろん感作されるまでの年齢もあります。


篠原内科外科耳鼻科 耳鼻科50音辞典 花粉症Q&A より


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