【こそだて】産科・小児医療の現場から

2009/03/19

足りないヒブワクチン

去年の12月から接種開始になったヒブワクチン(Hib髄膜炎を予防するHibワクチン)。細菌性髄膜炎を予防するために有効であることが解っていながら、日本ではワクチン後進国だけあってなかなか認可されませんでした。ここまで需要があるとはメーカーも厚労省も予想していなかったのでしょうか。接種するまでに1年も待たされるとは異常です。これはワクチン供給が医療機関ごとへの一定量の割当制だからです。従って申し込みが多いところは待たされ、そうでないところはすぐ接種できるということが起こるのです。


この事態に拍車をかけているのがワクチン接種に公費負担を打ち出している自治体が増えていることです。ワクチン接種に公費を負担すること自体は大賛成ですが、関心が高まれば高まるほどワクチン不足が深刻化するのは自明の理。たしか、初年度は18万本の輸入量だと記憶しているのですが、安定供給出来るためには果たして何本必要なのでしょうか。
世界を見回してみると、100とも120カ国とも言われる国で実施されているので、ワクチン自体が絶対的に不足している訳ではなさそうです。一日も早い安定供給が望まれます。


山口小児科内科 イルカ先生のちょっとひとこと より


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