2009/02/26
母乳育児のポイント
清潔に気をつけましょう
授乳前には必ず手を洗いましょう。ふだんからお乳を清潔に保ち、授乳前には乳首をクリーンコットンのようなものできれいに拭きましょう。お乳周囲に膿を貯めた吹き出物のあるような時は、赤ちゃんへの直接接触を避けるため、搾乳したお乳を与えるようにしましょう(乳児皮膚感染症の予防)。
マッサージをしましょう
母乳がよく出るようにするには、基底部マッサージをしっかり行い、搾乳を励行しましょう。
お乳の出がよすぎるとき
飲み始めに赤ちゃんがむせてしまうぐらいお乳がよく出る場合は、軽く搾乳してから授乳を開始しましょう。そうしないと空気をたくさん飲み込むことにより、授乳後にお腹が膨満したり、吐いてしまう原因となります。
授乳回数について
1.授乳後すぐに泣く、2.授乳のあともおっぱいを探す動作をしている、3.30分もしないうちに起き出す、4.お乳が張らないなどを理由に“お乳がたりないのでは?”と心配になることがあります。
母乳育児の場合、赤ちゃんが欲しがったらいつでも授乳していいのであって、何時間毎というように画一的に考える必要はありません。1日10~15回でも普通です。
1回20分程度にして、足りないようならミルクを足しましょう。
授乳後の注意点
必ず“ゲップ”を出してあげて下さい。赤ちゃんの胃は“とっくり”状をしているので、お乳と一緒に飲み込んだ空気を出してあげないと、お乳を吐いてしまったり、空気が腸のほうに流れてお腹が膨満したり、臍疝痛(腹痛)の原因となってしまいます。
哺乳量・過不足の目安
1) 排尿が1日5~6回以上あれば、母乳不足の心配はまずありません。
2) 便秘がちの場合は母乳不足のことがありますから注意しましょう。
3) 生後10日までの1回哺乳量の目安は、10ミリリットル×生後日数です。
例:生後7日目なら1回哺乳量=7×10=70ml
4) 生後2週間での体重増加の判断基準
母乳のみの場合では、1日あたり15g以上増えていれば問題ありません。
5) 1ヶ月健診での体重増加の判断基準
母乳栄養の場合、1日あたり25g以上であれば、問題ありません。25g未満であっても、全身状態が良好で、活気があり、お乳に吸いつく力が強く、1日の授乳回数が10回以上あれば、問題ないことが多いでしょう。
1日あたり60g以上の体重増加がある場合は、飲み過ぎと判断されることがありますが、母乳のみであれば肥満とは関係がなく問題はないので、制限する必要はないでしょう。
山本産婦人科 育児中のできごと より
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