2009/01/15
ワクチン接種のタイミング
昨年から続いていたインフルエンザワクチンの接種ももうそろそろ終わりです。
インフルエンザのようにワクチン接種の期間が限定されているものとして、ポリオがあります。他のワクチンに関しては、接種を希望する子どもの健康状態が良ければ時期はいつでもかまいません。
けれども、子どもの健康状態が良くても接種に適さない時期があります。それは、その病気が流行しているときです。
水ぼうそう(水痘)、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)などは任意接種なので、自治体から接種のお知らせ(接種票など)がこないためか、接種される方は非常に少ないのが現状です。保育園や幼稚園などでこれらの病気に罹った人が出てから、急いで接種しようとされる方がたびたびいらっしゃいます。
水痘の場合は患児と接触してから72時間以内にワクチン接種をすれば、発病を防止できるといわれています。しかし、水痘は症状が出る48時間程度前から感染力があるといわれているので、ワクチン接種が可能な期間は24時間程度しかありません。もちろんこの期間以降に接種しても、二週間程度経てば抗体ができるので、それまで発病しなければ、それ以降は水痘には罹らなくなります(100%ではありませんが)。
水痘に対して流行性耳下腺炎の場合は、たとえ患児との接触が分かってそれからすぐワクチンを接種したとしても、残念ながら発病予防効果はありません。
したがって潜伏期間中はワクチン接種をしても無駄に終わる可能性があります。
以上のことから、ワクチン接種の基本は「その病気が流行しているときには接種しない」ということです。予防するのならその病気の患児がいないときにしましょう。
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