【こそだて】産科・小児医療の現場から

2008/11/06

妊娠中のインフルエンザワクチン接種

分娩の8時間~3ヶ月前にインフルエンザワクチンを妊婦に接種し、生後6ヶ月までの乳児の健康状態を追跡した臨床試験(米国とバングラデシュの共同研究・米医学誌NEJMに掲載)によれば、ワクチン接種により乳児のインフルエンザ発症率を約1/3に抑えることができたとのことです。
妊婦や乳幼児はインフルエンザのハイリスク・グループと考えられ、罹患すると重症化することが知られているため、世界保健機関(WHO)や米国では既に妊婦へのワクチン接種を積極的に勧めています。
しかし、日本の厚生労働省は、『可能な限り危険性を排除するため、国内では勧めない』とする態度を崩していないのが現状であり、これはまさに時代錯誤の感を否めないと言わざるをえないのではないでしょうか。


山本産婦人科 産婦人科Up-To-Date より


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