2009/7/17

Q:わがままな娘へのしつけ

◆投稿者:女性・42歳(子ども=男13歳/女3歳)

今、3歳の娘のことで悩んでいます。ひとことで言うと、わがままなんです。自分の意志は絶対に曲げません。例えば、家族で食事をしているとき、自分が食べないものもお皿に取り込んで兄や父親にあげようとしなかったり、イベントでデコレーションケーキがあると、ホールを丸ごと自分のものだと言いはったり……。結局娘も食べきれずに、捨てることもあります。

生活面でも気に入らないことがあると、「○○なんか大嫌い」と泣き叫びます。最近は人を叩いたり蹴ったりするので、注意するのですが、それでまた大泣きです。

ちなみに同じ敷地内に私の両親が住んでおり、自分の気に入らないことが起こると、そこへ逃げ込みます。子育てに一貫性がないのも問題なのですが、皆さんはどのようにしつけをされていますか?


A:自分で気持ちを収めるのを待つ

◆波多野ミキ 先生(はたのみき 先生)
波多野先生

カウンセラー。財団法人波多野ファミリスクール副理事長。1歳児から成人までの幅広い年代における子育ての相談も行なっている。著書は『子どもの上手な叱り方・下手な叱り方』(三笠書房)、『男の子はなぜ言うことを聞かないの?』(現代書林)ほか。

みんなでかわいがることと、わがままを通してしまうこととは違います。どこかでけじめをつけるということは、とても大切なことです。子育ての最終目的は、一人前の人間として、社会に送り出すこと。そのためには、自分で考え、自分で判断すること、自分が言ったこと・したことに責任を持つことも教えていかなくてはなりません。  欲望や衝動をいかに上手にコントロールするかは、体験を通して教えていきましょう。大人になってから学ぶのは大変ですから、小さな頃からひとつずつ学んでいくことが大切です。

たとえば、「ケーキを丸ごと食べたい!」という子どもの気持ちは、「そうよね。おいしそうだから、食べたいね」とまず子どもの思いを受け止めて共感することが大切。  その上で、「でも、みんなで分けて食べたほうが、もっとおいしいね」と解決方法を伝えましょう。

何もかも「イヤ」と言う反抗期には、大泣きするかもしれませんが、なぐさめられたり、叱られたりするとさらにエスカレートすることもあります。親は目の端で見守りつつ、そっとしておく時間も大切。子どもが自分で気持ちを収めるのを待ちましょう。そんな経験を重ねることで、人と協調する力が養われていきます。  意志を曲げないのは、自分の気持ちをはっきりと持つことができているという、ステキなこと。

気持ちを否定せず、しっかり受け止めてあげると、子どもの心は安定します。受け止められた安心感があると、解決の方法に目を向けられるようになっていくことでしょう。

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