2006/11/9

Q:通信の家庭学習が進まない

◆投稿者:35歳・女性(子ども:男の子・8歳)

小学3年生の男の子について相談させてください。通信の家庭学習講座をしているのですが、なかなか進みません。あまりにも溜めるので「やめよう」と言ったのですが、本人は「やめたくない」と言って、やめる気がありません。無理にやらせると、探しものをし続けて時間だけ過ぎたり、乱暴な読めない字を書いてやり直しになったり、紙が破けるように消しゴムをかけたり、弟にあたったり……。

ていねいにやればできる子なんです。やろうと思えばできる子なんです。とりあえず、約束を作ったり、罰を作ったり、いけないことと思いつつ叩いたりすることもありますが、ここ半年くらい、効果がありません。何かアドバイスいただけませんか。よろしくお願いします。


A:ほめることで、やる気がおきる
◆上條 晴夫(かみじょう はるお)先生
上條先生 東北福祉大学助教授。教育ライター、ディベートトレーナー。「授業づくりネットワーク」理事長、「全国教室ディベート連盟」常任理事ほか。著書は『子どものやる気と集中力を引き出す授業30のコツ』(学事出版)ほか多数。

学習が進まない場合、まず「やろうと思えばできる子」なのかどうかという見極めが重要になってくると思います。「やろうと思ってもできない(勉強の内容がわからない)」なら、わからない部分を一つひとつ教える必要があるでしょうし、わかることでやる気も出てくるでしょう。また、「やろうと思えばできる子」なら、その子の思いや事実を親がどのようにとらえるかということが重要になると思います。たとえば、この通信教材の内容が学校の勉強よりも難しくてやる気にならないのかもしれませんし、簡単すぎていちいち書くのが面倒くさくてやる気が起こらないのかもしれません。

本人が通信教育を「やめたい」のなら別ですが、「やりたい。やめたくない」と言っているなら、その背景がきっとあるはずです。たとえば教材の付録がおもしろかったり、教材のページに描かれているマンガを読みたかったり……。子どもにとってはそれが続けたい理由なのかも知れません。付録を組み立てていたり、教材のマンガだけ読んでいても親は勉強と認めないでしょうが、子どもにとっては勉強になっていると思います。

叱って伸びる子と、ほめて伸びる子の2パターンがありますが、小さい頃は特にほめることが大切です。できないことや悪いことは親も気づきやすいもの。ちゃんとできていると、親は困らないのでしだいにほめることが少なくなります。「机に向かって座った」とか「自分から鉛筆を持った」とか、そんな些細なことでも、いいところを探してほめてみましょう。親が子どものよいところに注目すると、子どものやる気がどんどん出てきます。

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