2006/6/8

Q:連れ去り事件が心配

◆投稿者:女性(女の子・6歳)

子どもの連れ去り事件が続出していますね。連鎖反応なのか、何でこんなに続くのかと不思議でなりません。

うちの娘ももう少ししたら小学生です。家から学校までは徒歩20〜30分という遠い距離のため、今から心配です。続いている事件の被害者はみんな6、7歳だし。

どうしたら子どもを安心して学校へ通わせることができるか、悩んでしまいます。


A:子どもの危機意識を育てる
◆横矢 真理(よこや まり)先生
横矢先生 “親子で生きる力を養う”ためのサイト「子どもの危険回避研究所」(http://www.kiken-kaihi.org/)を設立。警察政策学会「市民生活と地域の安全創造研究会」研究員などを歴任。『犯罪の危険から子どもを守る!』(学研)など著書多数。2児の母。

子どもを持つ親は、まず「私が守ってやらなくては」と考えがちです。そうは言っても親が四六時中子どもを見守って付き添って……というのは無理なこと。やはり登下校の安全を守るような仕組みを工夫するなどして、地域の方と連携することも必要でしょう。

そして親の教え方によりますが、3歳くらいになれば子ども自身、危険を感じられるようになります。それにはまず親が危機意識を持つこと。たとえば、子どもと一緒に歩いているときに、危険だと思われるところで「ここでかくれんぼするとしたら、どこに隠れる?」と聞いてみます。すると、見えにくい隠れやすい場所を子どもが指摘しますから、「そういう場所には悪い人も隠れられるから、子どもだけのときには近寄らないようにしようね」と話せばいいわけです。

エレベーターに親子で乗るときにも、いざというとき逃げやすいようになるべく階数ボタンの前に背を向けて立つなどを親が心がけていると、子どもも自然に親と同じように行動するようになります。

いたずらに不安をあおることなく、親の姿を見せて、子どもの危機管理能力を上げるサポートをしていきましょう。

さらに子どもを守ってくれる場所を増やすこと。幼稚園くらいの子どもなら、友だちを誘って地域を歩き、街の人と挨拶したり、子どもを守ってくれる場所を聞いたりして安全マップを作ってみるのもいいですね。

連れ去り事件の多くが、子どもが一人のときに起きているというのは事実です。送り迎えに親が付き添うと子どもの自由が奪われるというのは極論。欧米では送り迎えが当たり前ですが、それだけで想像力が育たなくなるということにはならないと思います。

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