2004/7/8

Q:人見知りの激しい娘

◆投稿者:和歌山県 30歳 女性(女の子・1歳10カ月)

うちの娘は、人見知りが激しいのか、気が小さいのか、慣れていない人の前だと、固まって無口になったり、下を向いたり、泣き出すこともあります。ごく少数の慣れている(?)人とか、大好きな(?)人の前では、よくしゃべり、よく遊ぶのですが。

「もともと、そんな性格なのかもねー」と思っているのですが、夫は、「もっと他の人に愛想よくしてほしい」と言います。

義母も同居している他の孫と比べて、「他の孫たちは幼い時から、誰にでもすぐなつく」だの、「同じ年頃の子と比べて、あの子のところは自営業でいつも大勢の人にかまってもらっているけど、(うちの子は)いつもお母さんと一緒だからねー」と言われます。私といつも一緒だと人見知りってきつくなるのでしょうか?

ダンナの実家は自営業で来客が多いです。うちの実家はサラリーマンですが、一戸建てで近所も顔見知りばかりなので、庭で遊ばせていると、近所の人や、子どもたちが寄っていったりします。

うちは、マンション住まいで庭で遊べるわけじゃなく、引っ越してきた土地なので近所にそんなに知りあいもいないし、こちらから出かけないと本当に二人っきりの毎日になっちゃうから、私なりに、公園やらいろんな集まりやらに出かけるようにしています。そんな時わが子は、私の周りをうろちょろしてますが。

昨日夫が娘と二人で散歩に出かけたのですが、すぐ、「お母さん」と言い出して帰ってきました。夫も「(私がいないと)娘がだめだから」って言って、娘と二人で過ごすのは避けています。ということで、夫の休みの日でも3人で出かけるので、結局、娘はいつも私と一緒です。

これくらいの歳だと、おっぱいを飲むからどうしても私がいないといけないというわけでもなく、もっとせめて夫の休みの日ぐらい、私と一緒じゃない時間を作るほうがいいのでしょうか?

みなさんのご家庭では、ダンナさんが休日に子どもと過ごしたり、近所に祖父母がいるなど、子どもが母親以外の人と過ごす時間ってよくあるのでしょうか?

ご意見をうかがえれば幸いです。



A:人見知りはお赤飯ものの成長過程

◆菅原ますみ(すがわら ますみ)先生
菅原先生 お茶の水女子大学助教授。国立精神神経センター家族・地域研究室長などを経て、現職。専門は、乳幼児からの家族関係と子どものパーソナリティの発達。著書に『個性はどう育つか』(大修館書店)、共著に『パーソナリティ形成の心理学』(福村出版)ほか。2児の母。

新生児はまだ人の顔を見てほとんど笑うことはできませんが、生後2カ月くらいになるとにっこりと微笑むようになります。この「笑う」行為は、赤ちゃんの一番初めのコミュニケーション行動の一つです。

赤ちゃんはお母さんに微笑みかけると、笑顔が返ってきたり、抱っこしてもらえることを学びます。その後赤ちゃんは親しい人のコミュニケーションのパターン(話すペース、うなずき、まばたきなどのさまざまな情報)をキャッチして、うまくリズムを合わせようとするわけです。

それが、あまり接したことのない人から急に微笑みかけられたり抱っこされたりして、いつもと違うパターンのコミュニケーションだと感じると、赤ちゃんは緊張します。このことが人見知りを起こす理由のひとつとして考えられています。個人差があり、激しく泣いて人見知りを表現する子もいれば、表面的にはほとんどわからない子もいます。

人見知りするようになることは、それまで愛情いっぱいに育てられ、今までと違うコミュニケーションをする相手をきちんと区別できるまでに赤ちゃんが成長したという証拠。人に対する“恐れ”という複雑な感情が発達してきたという点でもお赤飯ものの進歩というわけです。

人見知りが長く続く子もいますが、ずっと続くわけではありません。ですから、人見知りの時期はお母さんが「今人見知りなので、ごめんなさいね」と先回りに断って理解を求めることが大切。

赤ちゃんもお母さんと相手との関係を見て、次第に慣れてくることも多いものです。

赤ちゃんにとってお母さんは安全基地。新しい場所に行ったり、人に会ったときに赤ちゃんをいきなり離さず、お母さん自身がゆったりとコミュニケーションを取りましょう。

そんなお母さんの様子を見て安心すると、赤ちゃんも少しずつ慣れてくると思います。

   
       

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